湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

エッセイ講座

2020-01-31 21:32:15 | イベント
カルチャーセンターさいか屋横須賀の湘南文学散歩ー逗子鎌倉の文学を訪ねるの申込は今日で締め切りました。
同じくAが講師を務める逗子市社会教育出張講座あなたもエッセイストの申込受付が3日(月)から始まります。

今年度の会場は沼間コミセンです。逗子市広報板でチェックしてね。今日までに市内に配布された「広報ずし」2月号にも告知が掲載されています。
受付開始から2~3日で定員に達しキャンセル待ちになる可能性があります。
必ず2月20日と3月5日の開催日に出席できて、その間にエッセイの提出もできる方は、お早めにご応募を!
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初手水俳句

2020-01-29 11:36:16 | 文学
湘南句会の毎年1月の句会では初夢、初暦などの新年の季題を兼題にしてきました。
今年の新年のお題は初手水でした。
もう1つの兼題雪女ほど跳ねていませんが、1月も末になるとすっかり忘れてしまっている新たな気持ちを思い出すために、メンバーの作品を振り返ってみます。

去年(こぞ)の闇残りし朝の初手水
初手水口を清めて喧嘩じまい
子らの手を手水の脇に広げさせ
一滴にこぼれし光初手水

うん、ちょっと清々しい気分になりました。
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大・小の詩パート3

2020-01-28 10:44:23 | オリジナル
共通テーマ「大・小」でEが書いた詩を投稿します。

耳なえ

若いころ 友人がいた
仕事を終え露地裏をのぞく
すでに飲みはじめている

中年に至るはるか手前
そそくさと逝ってしまう
はり合いの大方を失った

おうい 今どこにいるんだ
もう少し大声を出してくれ
こっちは耳が遠くなってるんだ

まだ聞こえないよ
飲み屋 開拓ずみかね
我慢忖度
そろそろあきあきしだしてるんだ
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大・小の詩パート2

2020-01-27 10:15:58 | オリジナル
共通テーマ「大・小」でEが書いた詩を投稿します。

大小

早朝のゴミ出し
集積所に細君が
大きな袋を運んでくる
隣に住むノミの夫婦
旦那はと見ると
玄関先で小さくなっている
「寒くないですか」
「寒い」とくぐもった声
相たずさえて寒風に耐えている
夫婦愛の姿形もいろいろ
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雪女俳句

2020-01-25 17:08:07 | 文学
22日の湘南句会では、兼題「雪女」で秀句が出て盛り上がりました。
寝過ごした終着駅に雪女
雪女横恋慕して吹雪なり
故郷に化粧ほどこす雪女郎
まめやかな介護の妻や雪女
稚児さらい歌舞伎町翔ける雪女
 (添削後)

12日のNHK俳句も同じ兼題でしたよね。
「新しい俳句の面白がり方」コーナーで、雪女のような物語を俳句にする方法について次のようなことが語られていました。
●ストーリーをなぞったり説明したりするのを避ける
●物語を知った上で、自分の実感を付け加える
そんなふうに結構できた気がします。

句会の後で行った店で店員さんがこんな前掛をしていたので、また内輪で勝手に盛り上がってしまいました。
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屈・伸の詩パート1

2020-01-23 18:30:14 | オリジナル
新しい共通テーマ「屈・伸」でEが書いた詩を投稿します。

屈伸

杜子春は失敗した
仙人になるための無言の業に
仙人は言う
地獄で呻吟する母に
終始冷淡であれば
汝は即命を失ったであろう

失敗をあわれんで仙人は
小さな荘園を贈る
当初から贈与されれば
杜子春は満ち足りたであろうか
おそらくは否

栄耀栄華を極め
世の毀誉褒貶のむなしさを知った
はじめて安堵の意をさとる
経験をへなければ
納得できない

凡俗の悲しさ
経験からさえ隔離された
庸人のいらだち
我れはただ
仙境へのはるかな思いを生きん
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湘南句会新年会

2020-01-22 23:43:47 | 文学
今年最初の湘南句会には、新入会員Tさんが来てくれました。
次回の予定は次のとおりです。
開催日時・場所 2月26日15:00~@逗子市民交流センター1階
兼題 「蘖(ひこばえ)」「亀鳴く」
終了後、有志で新年会@ざくろ。

おいしく愉快に過ごせました。今年も地元で句会を存分に愉しみましょう!
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大・小の詩パート1

2020-01-21 23:53:25 | オリジナル
新しい共通テーマ「大・小」でAが書いた詩を投稿します。

光を観る位相

旅すると決めてから
本やネットで調べ
宿とレンタカーを予約し
旅程表を作り
持って行く物を集めた

着替えを並べて組み合わせを考える
旅行鞄の他にサブバッグを
ポーチには化粧道具と洗顔料と化粧水
メンソレータムに絆創膏
環境が変わると腸が炎症を起こす
突然胸が痛くなることもある
その時のための薬
カメラとスマホ
その充電器も忘れずに

山をぐいぐい上るハイウエイにのって
君と行くたった二泊の旅
町が見える
全部見える
小さく見える
道を飛ばして上から見下ろして
わたしたちだけが肥大している
いつも地面を走り回っている
わたしがしたかったのは
こういう観光なのかな
山頂の展望台で叫ぶ
「馬鹿みたーい!」
山彦は迷子
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文学散歩講座

2020-01-20 22:45:49 | イベント
Aが講師を務める3回完結の講座「鎌倉逗子の文学を訪ねる」の詳細をお知らせします。
2月5日(水) 座学@カルチャーセンターさいか屋横須賀
3月4日(水) 新逗子駅集合 逗子文学散歩
4月4日(土) 長谷駅集合 鎌倉文学散歩
いずれも13:30~15:00 3回分の受講料9,240円 テキスト代1,080円

3月の逗子文学散歩は、田越川沿いに逗子湾まで歩き、逗子ゆかりの文学をたどります。

4月の鎌倉文学散歩は、吉屋信子記念館、鎌倉文学館、甘縄神社などを訪れます。
お問い合わせ・お申込みは0120-098-011カルチャーセンターさいか屋横須賀までお願いします。
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新年会&次の湘南文芸

2020-01-18 22:10:45 | 文学
今日はフルメンバーで詩の合評をしてから居酒屋で新年会。

普段ネット参加のCも県外から来てくれて有意義な時間でした。天気悪かったのにありがとう! 直接語り合えてよかったです。
次の合評会は2月24日14:00~@逗子市民交流センター1階。
テーマは「屈・伸」「大・小」です。今回は対義語のセットでテーマを設定しました。
「屈」「伸」「大」「小」または自由題でもOK。提出期限は2月21日です。
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