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湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

灯の詩パート5

2018-01-31 09:10:59 | オリジナル
共通テーマ「灯」でTが書いた詩を投稿します。

銀閣寺にて

石英をまぜた銀沙灘
に月光が当たる
池に反射した光は
本堂を揺らぎながら映し出す
闇が深かった時代の
貴重で繊細な灯り

二人で昼の銀閣寺を見てから
四十年
月明かりの下の庭は
幽玄でしっとりとした息遣いだ
夜の特別拝観の人々の影も静かで柔らかい
皆 六百三十年前の夜を歩いている


灯・捨てるの詩の提出締切は2月2日です。未提出のメンバーさん、よろしくお願いします。
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灯の詩パート4

2018-01-30 09:13:01 | オリジナル
共通テーマ「灯」でSが書いた詩を投稿します。

灯りのくるしみ

車窓から 見ていた
灯りのともる
他人のわが家
いつか見た 人のいない アメリカの
山 そのマウンテン・ピープルの灯りが
忘れられない
無言電話のように
灯りをともして 生存を知られてしまう

父の死んだ
わたしのわが家
ピアノを弾いたり歌ったりした
遠い わが家に
やさしい刃が 台所で光っていたが
もう 思い出そうとはしない

知らない人が電灯を直してくれて
小鳥といっしょに
わたしが家を出た
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馬込文士村資料展示室

2018-01-29 00:00:20 | 旅行
大田区をプチトリップ。

大田区立山王会館の中にある馬込文士村資料展示室に行ってきました。文士村散策の拠点施設のひとつとして平成7年に開設された施設です。

宇野千代&尾崎士郎、村岡花子、高見順、山本有三、吉屋信子、和辻哲郎の写真や生原稿が展示されています。
山王・馬込エリアには、下記のような作家や詩人や評論家が暮らしていたそうです。
石坂洋次郎・稲垣足穂・今井達夫・宇野千代・尾崎士郎・片山広子・川端茅舎・川端康成・北原白秋・衣巻省三・倉田百三・小島政二郎・榊山潤・佐多稲子・佐藤惣之助・子母沢寛・城左門(昌幸)・添田さつき(知道)・高見順・竹村敏郎・徳富蘇峰・萩原朔太郎・日夏耿之介・広津柳浪・広津和郎・藤浦洸・牧野信一・真船豊・間宮茂輔・三島由紀夫・三好達治・村岡花子・室生犀星・室伏高信・山本周五郎・山本有三・吉田甲子太郎・吉屋信子・和辻哲郎 (五十音順)
山王会館馬込文士村資料展示室 入室無料 9:00~4:30(入室4:00まで)
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灯の詩パート3

2018-01-28 12:52:07 | オリジナル
共通テーマ「灯」でEが書いた詩を投稿します。



人工衛星から撮影した
日本列島の夜景
べた一面のすさまじい光 光
闇の底に沈み
一点のかしぎの灯もない北朝鮮
それも不気味だが
陰影の影すら見えない灯の濫費も
まともとは言えない

北の民には
少なくとも眠りだけはある
一時の休息も許されず
眠りを禁じられた人間は 結句
常軌を失い走り出す

ハラはまだ過敏な一部が
突発的にかけ出すにすぎないが
ネズミたちはいずれ
群れをなして暴走する
行き先は海

日本由来のホタルイカ
それをすなどって命をつなぐのは
どこのだれか
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太陽にぶん殴られて

2018-01-27 00:00:36 | 文学
寒波がすごい! 短い昼間に太陽が出ていると、より一層ありがたく感じます。
ということで、怪しい俳人もしくは人間探求派の若きホープ、北大路翼さんの作品から1句。
太陽にぶん殴られてあつたけえ

彼は新宿歌舞伎町俳句一家・屍派を率いています。屍派は白樺派のもじりなんだって
北大路作品からさらに2句。
ぎりぎりの傘のかたちや折れに折れ
短命の虫をうらやましく思ふ
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捨てるの詩パート4

2018-01-26 00:18:14 | オリジナル
共通テーマ「捨てる」でEが書いた詩を投稿します。

捨てる

先の大震災の後
連れ合いが二階の蔵書を整理せよと言う
倒壊すれば圧死は必至だとか
一日帰宅すると
全て捨てられ 書棚しか残らない
営々と五十余年
買いこんできた本
手元においた三十数冊を除いて
姿を消してしまった
半身というより
生涯を一日にして喪失する

わが連れ合いは
本は読まない
買うこともない
奇妙人 それにしても
かようなむごいことをするか

棺には菊を投げ入れ
雨の日には本をひもどいてこそ
人間

人である以上は
本は捨てられるであろう
棺には
花はそえられないであろう
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灯&捨てるの詩

2018-01-25 13:44:19 | オリジナル
共通テーマ「灯」「捨てる」でTが書いた詩を投稿します。

一人の男

実験室に入室すると
どこかにいたずら書きのメモを残した彼
見つけると捨てていた私
他愛ないメモを密かに集めるようになったのはいつだったか
研究主任と助手
彼の論文をコピーしながら
メモとの落差に小さい種火が灯った

ホフマンスタールの訳詞をし
短歌も作り
尺八や琴も演奏した
小さかった火は私の全てに広がった
彼の顔に欺瞞は見えなかった

半年後
反応を楽しみ
食べ尽くし 骨になった私を捨てた彼
論文が評価されドイツに渡った

五十年前のこと
帰国後
現在は大学で日本の古典音楽を教えていると聞いた
染み入るような演奏をしているだろうか
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行列のできる図書館名画座

2018-01-24 17:41:41 | 日記
昨日は月イチで開催される逗子市立図書館の映画会がありました。
もしやと思って少し早めに会場の逗子文化プラザに行ったら既に長い行列が。
そして、いつもはないことですが開場時間前に定員に達してしまいました。

今回の上映作品はこれだからね! カズオ・イシグロ効果です。
原作の小説や連続ドラマに比べるとダイジェスト版的な展開。イギリス映画らしいどんよりした色彩の淡々とした映像。
しかし一本の作品として高いクオリティに仕上がっていて、とてもよかったです。
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雪のち時化

2018-01-23 12:34:24 | 日記
雪はげしすでに詩境を超えてをり  田丸青鞜
たくさん降りましたね。

現在の逗子海岸は激しい波が寄せて、いつもの砂浜の色に戻っています。
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雪の134号線

2018-01-22 16:30:44 | 日記
134号線がこんなになるなんて珍しい 逗子海岸も真っ白です。

スリップに注意してくださいね。
ここで一句。
雪原の光にきみを見うしなふ
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