湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

NHK全国俳句大会入選句

2024-04-12 22:27:17 | 文学

湘南句会から第25回NHK全国俳句大会入選者が出ました!

 たんぽぽや回つて飛んで白きチュチュ

昨年題詠の「平」でたくさん作り合いましたが、Sの入選句は自由題でした。

第26回の題「出」でも、みんなで作ってみたいと思います。

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夕桜の句

2024-04-06 22:45:47 | 文学

ようやく桜が咲きましたね。

↑昨日の松汀園

↑今日の披露山公園

披露山公園の駐車場は16時半まで。行った時は満杯だった車が夕方帰る頃には1台もいなくなっていました。

曇天の夕方に見る桜もまたいいものです。夕桜の名句を3句。

 枝々に重さ加はり夕桜 深見けん二

 淡路島まで海の揺れゐる夕桜 橋本榮治

 手まねきの猿(ましら)おそろし夕桜 杉山久子

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昆虫展吟行

2024-04-03 17:33:22 | 文学

先月の湘南句会の吟行では桜が開花していなかったので、その日に文化プラザギャラリーでやっていた「逗子の昆虫500プラス展」も吟行ネタにさせてもらいました。

 尺蠖(しゃくとり)は蛾の幼虫と知る展示

 啓蟄のモバイル標本並びをり

下の台に並んでいるのがモバイル標本です。

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浦賀ドック吟行

2024-04-02 19:08:48 | 文学

今日は北久里浜句会の浦賀吟行に参加しました。

明治29年(1896年)から平成15年(2003年)まで現役だった、国内に唯一現存している煉瓦造ドライドック、浦賀ドックの中へ降りて見学。

そこで詠んだ句がこちら。

 百万の煉瓦の底の春日傘

本当に約百万個の煉瓦が使われているそうです。積むの大変だったでしょうね。

構図も今日の吟行句としてもベストとの講評をいただきました

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4月の湘南文芸

2024-03-31 22:06:53 | 文学

次回の湘南文芸は次の通りです。

 日時 4月24日(水)14:00~

 場所 逗子市民交流センター1階

 テーマ「雑草」「愛」「自転」

 締切 4月21日(日)

よろしくお願いします。

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花尽し句会

2024-03-29 11:23:18 | 文学

今日も桜の蕾を縮こませるようなお天気。去年より大幅に開花が遅れるなんて予想できず、今月の句会は花無し吟行に。

リベンジでもないけど、来月の句会は花尽しとしました。

今週末くらいから各自お花見して散るところまで観察して内省して、桜にまつわるいろいろな句を詠んでみてね。

湘南句会次回日時 4月25日(木)15:00~ *5句以上出句してください

参考 桜の季語例 

初桜 寒桜 花の昼 花の冷え 夕桜 夜桜 枝垂桜 八重桜 庭桜 若桜 遅桜 桜東風 花の粧 花衣 花人 花の宴 花見酒 花守 花片 散る桜 花筏 残花 花を惜しむ 花蘂降る 葉桜

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建築家歌人堀口捨己

2024-03-28 22:57:48 | 文学

江戸東京たてもの園に30棟ある復元建造物のひとつ、小出邸。庭にある砲弾みたいな物は、とんがり屋根の頂点に設置予定だったのを取りやめた宝珠瓦だそうです。

設計者は堀口捨己。室内に置かれたパネルによると、歌人でもあったんですね。

昭和41年(1966年)の宮中歌会始め(お題「声」)に下記の召歌を詠進しました。

 梢よりこずゑにわたるかぜの音は心にかよふ春のこゑかな

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雨の吟行

2024-03-25 09:47:31 | 文学

もう咲き始めている想定で先月日程を決めたのですが、昨日の逗子開成桜並木吟行では、桜は胴咲の1輪しか見られませんでした。

去年の吟行では、前もって横須賀しょうぶ園について調べたり菖蒲の句を用意したりしてきたメンバーがいました。

今回は想定と違うシチュエーションだし、そういうの一切なしで臨みました。

昨日の現地の条件だけで作ったのはこんな句です。

 学園の枝のびやかに開花待つ

 花冷に海寄らず小走りの路地

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幻覚的比喩

2024-03-18 09:41:19 | 文学

中村明「日本語の勘」を読んでいたらこんな一節が。

 三木卓さんの『ほろびた国の旅』という時間を旅する小説には、「子どものありぐらいのちいさな声」という表現が使われている。「象のように大きい」という言い方に対し、その反対の意味を表す「蟻のように小さい」という言い方がよく使われる。ここも「小さい」という意味合いで「蟻」が使われた例だが、これは「蟻」のイメージが、形の大きさではなく、声の大きさを喩えるのに導入されたことに注目したい。生まれてこの方、蟻の声というものを一度も聞いたことのない読者も、なんとなく納得してしまう比喩だろう。

子どものありぐらいのちいさな声

それだけで小さいものの提喩である「あり」に、更なる小ささを強調する「子どもの」を加えています。

直喩の「ぐらいの」で分かりやすい比喩に見せているのですが、通常視覚的なサイズの喩であるはずの「子どものあり」を聴覚的ボリュームの喩に変換。共感覚法も使っているのです。

スーッと通り過ぎてしまいそうだけれど、よく考えるとレトリック満載の複雑な比喩ですよね。

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ホワイトデー俳句

2024-03-14 17:44:24 | 文学

月イチの小笠原学園句会。今月は14日の今日開催だったので、兼題のひとつを「ホワイトデー」に設定。

出された句にはそれを季語としたものも、そうでないものもありました。

ホワイトデー、季語としては微妙な位置ですね。

Aの入選句は次の句。

 この春から無職の夫やホワイトデー

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