湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

寺山修司展の言葉オブジェ

2018-11-18 18:07:06 | 文学

寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに@神奈川近代文学館に行きました。
寺山の生き方と同様に、展示がユニーク。↓撮影可のオブジェ展示。


「私」の文字の所に横になっているのはこの展覧会のキャラクターことだまくん
文学館の外の港の見える丘公園内にも会期中、彼の言葉のオブジェが潜んでいます。

11月25日(日)まで。ただし明日19日(月)はお休みです。
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11月の湘南句会

2018-11-16 00:12:29 | 文学
一昨日の湘南句会は、兼題三つで六つ投句という形式で。最多得点をゲットしたのは次の二句。
なかなか凛とした作品で良かったのでは? 自画自賛
桐一葉踏まず若武者騎乗せり
冬構済ませて逝きし老庭師


次回は12月19日(水)14:00~@逗子市民交流センター1階市民活動スペース。兼題はポインセチア・師走・共。見学・飛び入り参加歓迎です!
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プレバトで学ぶ切字・接続助詞

2018-11-15 22:54:22 | 文学

今日オンエアされたプレバト!!で、名人10段東国原英夫さんが下記の作品で、永世名人への道をひとつ前進。
炊き出しや並べば遠き秋の雲
上五の切字「や」が、ファーストカットの絵力を発揮したと評価されました。以下、夏井先生のコメント。
平場の皆さんならだいたい上五の末尾を「や」ではなく「に」にしてしまうでしょう。「炊き出しに並べば遠き秋の雲」の方が意味が通じやすいかもしれないけれど、ずるずると1カットで絵が続いてしまいます。切れ字「や」にすることで、炊き出し風景のアップが様々に浮かんできます。切字でカットが切り替わった後に、広い光景に変わる編集効果が出てきます。作者は言葉で映像を描くことがちゃんと分かっている訳です。
また中七の「並べば」を「並んで」とやっても通じますが「並べば」の方が意味合いが広く、3つの解釈ができます。1つめは原因理由。2つめが偶然。3つめに「並ぶ時はいつも」つまり常にという意味。「常に」の解釈を選べば、読み手は主人公の背景や心情を考え始めます。するとこの句が描く炊き出しは、災害時ではなく生活困窮者への炊き出しだと読み取れるようになります。

たった17音の俳句だからこそ、2音でもより深い意味が出せる工夫をしないといけないんですね。
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神奈川新聞文芸コンクール表彰式

2018-11-11 02:31:39 | 文学
昨日横浜で、Aが入賞した神奈川新聞文芸コンクールの授賞式がありました。

前列中央が今回の現代詩部門審査員、H氏賞詩人の中島悦子さん。
授賞式後の講評会では各作品に対するコメントの後に、現代詩の状況についても話が及びました。
現代詩という究極の言葉の冒険に対してシャッターを下ろす人が多いけれど、抽象的で難解でも敬遠せずにたくさん読んで、文学における最先端の表現に目が利くようになってほしいという中島さんの訴えには、きゅっと身が引き締まりました。
詩が趣味や手すさびという意識では立ち向かえない領域にあることを、改めて認識させられました。
講評を聴きたいからまた応募したという受賞者もいるくらい、この講評会はいつも貴重で有益な時間になっています。
中島さんは「最優秀賞を獲ったら卒業して、別に挑戦の場を求めるのが粋な応募ですよ」とも。
Aは現代詩部門で5回目の入賞。短編小説部門との同時受賞もありましたが、どちらの部門でもまだ最優秀は獲得していません。
詩を続けるきっかけになったのがこのコンクールなので、最も愛着があります。講評会目当てに次回も応募しようと思います。
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鎌倉霊園掃苔パート2

2018-11-09 23:14:10 | 文学
一昨日ご紹介した鎌倉霊園の川端康成の墓の近くには、堀口大学と山口蓬春の墓も。すごいメンツが揃っている区画!

堀口大学と山口蓬春は葉山に住んでいました。この区画の近くにこんな墓もあります。

子母澤寛が眠る梅谷家の墓です。
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プレバト秋の京都俳句

2018-11-08 21:02:45 | 文学
今日オンエアのプレバト!!、兼題は「京都の紅葉と渋滞」でした。
特待生は2人とも、残念ながら昇格ならず現状維持。
渋滞追ひ越す八坂の冬鴉(中田喜子) 添削 渋滞の頭上八坂の冬鴉
「追い越す」が説明っぽかったんですね。夏井先生は言及しなかったけれど元の句は句跨りになっているしね。 
秋日和和日傘回すMAIKOSAN(千原ジュニア) 添削 MAIKOSANになりきり秋の和日傘を
季語「秋日和」以外に夏の季語「日傘」も入ってしまっているのを、添削で見事に解決。さらに助詞「を」で終わらせて、読み手に想像の余地を残す形に修整しています。

2句とも添削で動詞が退治されました。動詞を安易に使ってはいけないことに気付かされた回でした。
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鎌倉霊園掃苔

2018-11-07 15:38:34 | 文学
鎌倉霊園に潜入。近所なのに初めてです。広大な公園みたいです。

上の写真で鉄塔の見えている頂上のあたりに、川端康成の墓がありました。

風格がありますね。
反対側の丘の上の方には丸谷才一の墓が。

玩亭とだけあって丸谷家と彫ってないから、最初通り過ぎちゃいましたよ。
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初時雨俳句

2018-11-06 22:47:07 | 文学
行きは北久里浜まで自転車、帰りは雨になったので輪行で、カナブン初級俳句を受講。
兼題「初時雨」で本選まで行ったのはこんな句でした。
疎ましき人やって来る初時雨
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横須賀カルチャーセンター文章講座

2018-11-04 09:18:01 | 文学
横須賀カルチャーセンターでAが講師を務めるもっと楽しく書きたい文章が書ける講座が、明日から本開講します。
随筆でも自分史でも評論でも童話でも手紙でも、今いちばん自分が上手に書きたいなと思うジャンルの文章をレベルアップできるという意味を、タイトルの「書きたい文章が書ける」という部分に込めました。
作品提出は任意。自分が伝えたいことがこれでちゃんと伝わるのかな?と思う作品こそ、出していただくと効果が上がりますよ。
他の受講生と作品を共有し意見をもらう、いわゆる合評式の文章講座がよくありますが、本講座はそうではありません。
講師添削とアドバイスの朱字を入れたものを作者に直接お戻しします。提出作品については講評で部分的に触れる形式です。
毎月第1月曜日10:30~12:30。受講者随時募集中。

横須賀カルチャーセンター
横須賀市本町2-1-12 ショッパーズプラザ5階
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直木三十五を慕う墓

2018-10-28 21:54:57 | 文学
今日も文学者掃苔ネタ。横浜市金沢区編。
富岡吟行に行った時、直木三十五宅跡(10月11日の投稿参照)近くの慶珊寺墓地に、逗子ゆかりの直木賞作家佐藤得二の墓を見つけました。

この墓の横の道を上った右側が直木三十五邸のあった場所です。
↓略歴を刻んだ墓誌。

昭和38年「女のいくさ」で直木賞を受けた当時、最高齢受賞者として話題になりました。
直木三十五は最初慶珊寺に葬られました。後に彼の墓は近くの長昌寺に移されました。更に長昌寺の芋観音堂横に改葬されました。
その際、尊敬する直木三十五の横に墓地を確保したのが胡桃沢耕史。その翌年の昭和58年に「黒パン俘虜記」で念願の直木賞を受賞したとは、ドラマチックな展開です。

人気シリーズ「翔んでる警視」から取った翔の字が墓石の斜めにカットした部分にくっきりと彫ってあります。胡桃沢耕史は昭和22年から没年まで鎌倉に住んでいました。
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