共通テーマ「深い」でAが書いた詩を投稿します。
目の深奥から
鼻から顎をマスクで覆い
目深に帽子をかぶって歩く
案の定店先にいるわ
一秒だけ警戒の光を発したら
あとは目を弁当に向けて
テイクアウトするものを指差すだけ
帰り道の地面に映る
頭部の薄い影は
私の形をしていない
表情丸出しで人に会い
空気を直接震わせて話すのが
今ではなんだか
裸で出かけるほど
あり得ないことに感じる
目の深奥から
鼻から顎をマスクで覆い
目深に帽子をかぶって歩く
案の定店先にいるわ
一秒だけ警戒の光を発したら
あとは目を弁当に向けて
テイクアウトするものを指差すだけ
帰り道の地面に映る
頭部の薄い影は
私の形をしていない
表情丸出しで人に会い
空気を直接震わせて話すのが
今ではなんだか
裸で出かけるほど
あり得ないことに感じる