来月の湘南文芸合評会は次のように決まりました。よろしくお願いします。
日時 9月29日(金)15:00~
場所 逗子市民交流センター1階
テーマ 字 鏡 閉じる
締切 9月26日(火)
横浜 北仲ノット46階より
来月の湘南文芸合評会は次のように決まりました。よろしくお願いします。
日時 9月29日(金)15:00~
場所 逗子市民交流センター1階
テーマ 字 鏡 閉じる
締切 9月26日(火)
横浜 北仲ノット46階より
共通テーマ「氷」でSが書いた詩を投稿します。
氷
張り裂ける
音
寒さが白い平原を押し付ける
静かな夜明けに
真っ白な海に
音
亀裂の隙間に
かすかな虹
虹を今
人は確かにもっている
ハチドリのプラム・バナナ・マサラスパイスのパフェ。味も姿もアートです。
さて25日の湘南句会の兼題のひとつ「踊り」は、盆踊りに限らず季節も限らないとした結果、バラエティに富んだ秀句が出揃いました。点数順にご紹介します。
盆踊り輪に加われば邪心なし
曼珠沙華夫に内緒のタンゴかな
生演奏の創作盆唄砂はねる
今年こそ君にあいたい盆踊り
ひとり聞くタイコさびしき盆踊り
一点を入れて踊るや選手の輪
フィナーレの円舞爆音揚花火
踊ろうとさそわれし夏はピンボケに
跳ね踊る子らに残暑はなかりけり
来月の湘南句会は次のように決まりました。
日時 9月28日(木)15時~
場所 逗子市民交流センター1階市民活動スペース
兼題 秋の声 歩
*欠席投句の場合は、当日開催時間までに5~10句を交流センターレターケースに入れておいてください。
10月例会は葉山吟行です。詳細は9月例会で決めます。
共通テーマ「澄む」でTが書いた詩を投稿します。
願い
背中がまあるくなったおばあさん
あそこになるまでには痛かっただろう
自分が七十代後半になってみてわかる
それでも笑顔でゆっくり歩いている
背中の丸さは
たくさんの出来事をやり過ごしてできた
上澄み液がたまっているのだ
だからそばに行くと
やわらかい透明なものに包まれる
自分の中にもたまっているだろうか
まあるいおばあさんになりたい
共通テーマ「氷」でTが書いた詩を投稿します。
どうしているかな ふみちゃん
イチジクを食べた
何十年ぶりだろう
イチジクの木の下で
隣のふみちゃんとおままごとをした
カミキリムシが木を這っていて
捕まえるとキイキイと鳴いた
熟したイチジクはとろけるように甘かった
氷をかちわってぶっかけ氷に砂糖水をかけて
母が持ってきてくれた
透明な大き目の氷に青い空が映っていた
黒いトオスミトンボがひらひらと飛んできて
イチジクの葉に止まった
ずっと夏休みならいいね とふみちゃんと話した
共通テーマ「ガラス」でZが書いた詩を投稿します。
ガラスのコップ
共通テーマ「ガラス」でTが書いた詩を投稿します。
異世界
深緑の中は廃墟
青緑の中はシャーマンの顔
黒の中はカラスウリの花
薄緑の中はシダの群れ
紫の中はクジャク
これが トンボ玉?
掌に載せて見比べているうちに
中に入り込んでしまった
直径二センチ程の小さなガラス玉
に封じ込められた世界
の中をどこ迄も歩く
廃墟の中で迷っても不安はなく
シャーマンに追いかけられても緊迫感はない
あやしげな白い花に見とれ
シダの群れの中はひんやり
クジャクの羽は光っている
会場で見比べていた人も
何人か入り込んでくる
魔力の強い敏樹玉
共通テーマ「澄む」「ガラス」でMが書いた詩を投稿します。
ガラスのショーケース