逗子市立図書館では、所蔵の資料に載っている逗子に関することを基に独自に編集した情報誌「季刊マーメイド」を発行しています。といってもA4両面印刷1枚をふたつに折ってA5版4ページ仕立てにしただけのものなんですけど、地元民には興味深く読みごたえのある内容になっているので、毎号読んでいます。昨日、最新号「逗子海岸海水浴場~近代海水浴のはじまり~」をもらってきました。内容の一部をご紹介します。
[逗子海水浴場の宣伝]
明治二十二年六月横須賀線が開通し逗子駅が開業すると、逗子海岸脇に、海軍を退いた丸富次郎が高級旅館「養神亭」を開いた。その頃から「海水浴」はしだいに庶民にも浸透していき、明治三十一年の海水浴シーズンは、旅館も民家借り(夏期借家)もいっぱいであった。しかし逗子海岸の観光客向けのサービスは鎌倉などに比べるとまだまだ充実しているとはいえなかった。そうした中、明治四十五年七月二十一日、逗子最初の「海水開き」(海開き)が行われる。
逗子町が観光事業に本腰を入れ始めたのは大正十五年頃からである。宣伝ポスターを製作し、駅前に荷物預かり所を設け、海岸の援助船に加え、飛び込み台、いかだ、土俵などの遊具の設備、救護所、簡易食堂、警戒用電灯も設置した。昭和三年には観光客向けに、町役場による観光案内書『逗子案内』や観光地図『逗子と三浦 鳥瞰図』も発行され、民間による宣伝に加え、町を挙げた観光客誘致が行われるようになっていった。

逗子と三浦 鳥瞰図

宿泊施設は養神亭と逗子ホテルが載っていますね。今は海岸沿いに旅館・ホテルはなく、海岸のすぐ近くにマンション・住宅が立ち並んでいます。
だから平穏な市民生活を送るために、市外からあまりお客さん来てほしくないな~、酔っ払って騒いだりごみをポイ捨てしたりしてほしくないな~

というのが、今のこのまちの気持ち。なので「海水浴場の宣伝」じゃなくて「日本一厳しい海水浴場条例の宣伝」に努めているって訳です。
条例を作るまでに「うるさい海水浴場から昔の長閑な海岸に戻そうよ」「昔っていつ? 昔もすごく賑わってたよ」なんていう市民同士の議論がありました。今年の逗子海水浴場の状況を見ると、戻ったというより新しい時代を迎えたという感じがします。
さて、1か月後に私たちTAKのフリーマーケットとアート展を行います。夏の終わりの逗子海岸に来たらちょっとのぞいてみてくださいね

8月30日(土)~31日(日)10:00~16:00開催です。
場所:a b sea(逗子市新宿1-4-32 逗子海岸東浜前 国道134号線沿いBarefoot coffee&LUANA横後ろSUPクラブOCEANSと同じ建物)
問合:090-3530-8439赤木