湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

かき氷

2014-07-31 14:24:07 | 
「こぼさずに食べられないの? かき氷」
あなたは呆れて繰り返す
どの夏もどの夏もどの夏も
僕の目の前のテーブルは濡れていた
そうして半袖シャツの裾も

(穂村弘「かき氷の日」より)
歌人の書いた詩だけあって、出だしのセリフが五七五です

ちなみに日本かき氷協会が定めたかき氷の日は7月25日だそうです。
かき氷の別名である夏氷(なつごおり)で7・2・5。1933年同日に当時の日本の最高気温が記録されたことにもちなんでいるのだとか。
私は毎日がビールの日ですけどね
コメント

近代海水浴@逗子

2014-07-30 00:40:53 | 湘南
逗子市立図書館では、所蔵の資料に載っている逗子に関することを基に独自に編集した情報誌「季刊マーメイド」を発行しています。といってもA4両面印刷1枚をふたつに折ってA5版4ページ仕立てにしただけのものなんですけど、地元民には興味深く読みごたえのある内容になっているので、毎号読んでいます。昨日、最新号「逗子海岸海水浴場~近代海水浴のはじまり~」をもらってきました。内容の一部をご紹介します。
[逗子海水浴場の宣伝]
 明治二十二年六月横須賀線が開通し逗子駅が開業すると、逗子海岸脇に、海軍を退いた丸富次郎が高級旅館「養神亭」を開いた。その頃から「海水浴」はしだいに庶民にも浸透していき、明治三十一年の海水浴シーズンは、旅館も民家借り(夏期借家)もいっぱいであった。しかし逗子海岸の観光客向けのサービスは鎌倉などに比べるとまだまだ充実しているとはいえなかった。そうした中、明治四十五年七月二十一日、逗子最初の「海水開き」(海開き)が行われる。
 逗子町が観光事業に本腰を入れ始めたのは大正十五年頃からである。宣伝ポスターを製作し、駅前に荷物預かり所を設け、海岸の援助船に加え、飛び込み台、いかだ、土俵などの遊具の設備、救護所、簡易食堂、警戒用電灯も設置した。昭和三年には観光客向けに、町役場による観光案内書『逗子案内』や観光地図『逗子と三浦 鳥瞰図』も発行され、民間による宣伝に加え、町を挙げた観光客誘致が行われるようになっていった。

 逗子と三浦 鳥瞰図

宿泊施設は養神亭と逗子ホテルが載っていますね。今は海岸沿いに旅館・ホテルはなく、海岸のすぐ近くにマンション・住宅が立ち並んでいます。
だから平穏な市民生活を送るために、市外からあまりお客さん来てほしくないな~、酔っ払って騒いだりごみをポイ捨てしたりしてほしくないな~というのが、今のこのまちの気持ち。なので「海水浴場の宣伝」じゃなくて「日本一厳しい海水浴場条例の宣伝」に努めているって訳です。
条例を作るまでに「うるさい海水浴場から昔の長閑な海岸に戻そうよ」「昔っていつ? 昔もすごく賑わってたよ」なんていう市民同士の議論がありました。今年の逗子海水浴場の状況を見ると、戻ったというより新しい時代を迎えたという感じがします。

さて、1か月後に私たちTAKのフリーマーケットとアート展を行います。夏の終わりの逗子海岸に来たらちょっとのぞいてみてくださいね
8月30日(土)~31日(日)10:00~16:00開催です。
場所:a b sea(逗子市新宿1-4-32 逗子海岸東浜前 国道134号線沿いBarefoot coffee&LUANA横後ろSUPクラブOCEANSと同じ建物)
問合:090-3530-8439赤木
コメント

3人でアフタヌーン歌会

2014-07-29 00:25:25 | オリジナル

TとAとKでアフタヌーンティー。3人で3段平らげました。最上段はマーロウのいちじくパウンドケーキです。
食べて飲んで(呑んで)おしゃべりするだけでは芸がないので、短歌を披露し合いました。
Tは短歌初詠みです。前半と後半のイメージのリンク具合がいいんじゃないでしょうか。
そしていつも三人三様のキャラが、作風にも如実に出ているんじゃないでしょうか

昼下がり影法師の中花が咲く 昼顔群れて動かない海 T

恋というレボリューションの過激さに耐え切れる人の少なき時代 A
 
行く年に風となりぬる優し叔父 函館山に名をしるしけり K
コメント

翳り絵

2014-07-28 23:42:53 | 文学
ミキハウス版「銀河鉄道の夜」

この物語の世界を表現するために造形作家の金井一郎さんが長年追求してきた独自の画法、翳り絵で描かれています。
翳り絵とは、紙に無数の穴をあけて情景を描く手法。そして下から光を当てているのです。
本当に銀河のような絵です。
↓金井さんはこのようなランプもたくさん作っています。

世界は光と影でできているのです。
コメント

六代御前供養祭

2014-07-26 20:12:02 | 湘南

このお墓と、お墓を守る社務所周辺で、六代御前供養祭が開かれました。

六代御前は、平家興隆の基を築いた平正盛から数えて六代目の嫡孫。逗子田越川のほとりで源氏に殺されてしまいました。

多くの人に愛されていた平家の嫡流六代御前は、手厚く葬られ、命を落とした田越川のたもとで静かに眠られ、時を越えて、墓所は桜山氏子会の人たちによって守られている。命日の七月二十六日には毎年欠かされずに、神武寺の住職によって供養祭が営まれている。
平家一門がこよなく愛した六代御前は、今も多くの人に温かく見守られながら、生き続けているのである。
 (平家琵琶奏者・荒尾努さんによる解説)

去る程に六代御前はやうやう十四五にもなり給へば、眉目かたち美しうあたりもてりかかやくばかんなり、母上この由を見給ひて、世の世にてあらましかば当時は近衛司にてもあらんずるものをと宣ひけるこそ、あまりの事なれ、鎌倉殿この由を伝え聞き給ひて、高雄の文覚坊の許への便宜毎に、六代はむかし聖の御坊の頼朝を相し給へるやうに、朝の怨敵を平らげ、父のはぢをもきよむべき程の人やらんと問はれければ、文覚坊の返事に、是は一向そこもなき不覚人にて候ぞ、御心安うおぼし召され候らへと申されたりけれ共、鎌倉殿猶も心ゆかずげにて、謀反起きばやがて方人すべき聖の御坊なり (中略) 鎌倉殿、去人の子、去者の弟子也、たとひかしらをこそ剃給ふとも、心をばよも剃給はじとて、安判官資兼に仰せからめとって鎌倉へこそ下されけれ駿河の国の住人岡邊の権の守泰綱に仰せて、田越川の端にて、終に斬られにけり、十二の年より三十に余る迄たもちけるは、偏に長谷の観音の御利生とぞ聞こえし、三位の禅師斬られて後、平家の子孫は永くたえにけり 
(平曲「六代被斬」)
コメント

ニューウェーブ短歌

2014-07-25 11:20:59 | 文学
前回ご紹介した俵万智さんよりさらにニューウェーブな短歌がキテます的状況を探るべく穂村弘「はじめての短歌」を読みました。
目次の大項目が、状況を現してる感じなので書き写します。
第一講 僕らは二重に生きていて、短歌を恋しいと思っている
第ニ講 短歌の中では、日常とものの価値が反転していく
第三講 いい短歌とは、生きることにはりつく短歌
第四講 短歌を作るときはチューニングをずらす

夜明け前 誰も守らぬ信号が海の手前で瞬いている 
(穂村弘)
↓実話
写真の信号を真夜中に律儀に守った挙句なかなか青にならないのに腹を立て、逗子警察署に苦情を言いに行った方がいらっしゃいました
コメント

葉山海岸花火大会

2014-07-24 01:09:32 | イベント
23日の隣市の花火は音だけ聞いてましたが、24日は隣町の花火を逗子海岸でのんびり鑑賞。
横着して手持ちでバルブ撮影したのでブレててすみません。

はなび花火 そこに光を見る人と 闇を見る人いて並びおり (俵万智)
コメント

マイクとスピーカー

2014-07-23 23:42:17 | 日記
今日ももわ~んとしていた逗子海岸の、ここは海水浴エリアではなくマリンスポーツエリアです。

複雑な現代社会では住み分け・使い分けが大事です。
市民交流センターでFacebook講座を受けて、神奈川県内のFacebook利用者はおおよそ176万人、全人口の20%ネット人口の25%ということを知りました。8月末の私たちのイベント告知に役立てたくて学びに行ったのです。
より多くの人が使っているネットのサービスを使って発信すれば、より多く知ってもらえるという理屈は分かります。とある都合によりアカウントも持ってます。
でもやっぱ苦手~。「いいね!」すれば拡散につながるらしいけど、どうしても押せな~い。1個押したら他のみんなのどの投稿にも押さないと悪いような気になっちゃう
極めてオープンな公共空間であるネットでの発言はある意味、拡声器を持って街頭演説するようなものだ。だれが見聞きしているのかわからないのである。(北島圭「暴走するネット社会」より)
Facebookニュースフィードの近況アップ欄に、公開範囲を制限せずに、お子さんの写真と名前とか今誰とどこにいるとか、まめに気軽にあげるユーザーさんもいらっしゃいますが、個人的なことをマイクとスピーカーで喧伝しているようなもの。
もうちょっとリスクも知って、発信方法や媒体を使い分けたほうがよろしいのでは?
…マイナスオーラ出してすみません。ネットでは「いいね!」なこと以外は禁句ですよね。
「物語」か「沈黙」か。世界を納得させるにはそれしかない。なぜなら世間とは、説得も話し合いも通じない、空気の如き他者なのだから。(斎藤環)
(荻上チキ「ウェブ炎上」より)
沈黙して物語だけを紡ぎたい気分です。文学ならば、人がどういうふうに嘘をつくのか、人の心の奥底にどんな本音があるかを、フィクションの名のもとに描出できるのですから。
コメント

主人公は大変

2014-07-22 23:33:41 | 文学
梅雨が明けましたね。逗子海岸はもわっと高湿度ですが、遊泳可の青旗。その左下はフローズン生が飲める@sea zooの旗。

「新宿鮫」シリーズでおなじみ大沢在昌さんの「売れる作家の全技術」を読みました。
その中のハードボイルドな主人公論。
現実の人間は、残酷な目に遭ったら折れてしまうものです。心が折れて、世界から降りてしまう。でも、小説の主人公はどんなに残酷な目に遭っても決して世界から降りない。降りられないんです。なぜか。主人公が降りてしまったら、そこで物語は終わってしまうから。(中略)物語の人物はどんなにリアルに描いてもかまいませんが、「物語から降りられない」という一点において、現実の人間とは決定的に違うということを覚えていてください。
はい、覚えておきます。それにひきかえ私ったら、何度も心が折れて何度も降りてる。つい最近も…。
気をとりなおして、本当にやりたいことを頑張ります。太陽に向かって。

↑山の根の里のヒマワリ
コメント

夏の季

2014-07-21 23:47:24 | 文学
今年は海岸で音楽できないからこんな所に海の家ライブハウスが。supで海から訪れるパターンもありらしいです
今日初めて蜩の声を後山に聞きぬ。一声さやかにして銀鈴を振れる如し。
白日山に入り、涼は夕と共に生ず。外に出ずれば、川に釣る人あり。談笑の声あり。笛声あり。花火を揚ぐる子供あり。
夏の季(シーズン)は始まりぬ。
(徳冨蘆花「自然と人生」より)

そこはかとなくにぎわってるぐらいでちょうどいいです、逗子の夏。
コメント