湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

安国論寺子規歌碑

2018-08-31 23:15:17 | 文学
用事で鎌倉に行った帰り道、安国論寺に寄ってみました。

入ってすぐの所に、2011年に建てられたばかりの正岡子規の歌碑がありました。

鎌倉の松葉が谷の道の辺に法を説きたる日蓮大菩薩
1888年(明治21年 21歳の頃)に友人と訪れた時の印象を後に詠んだ歌で「竹之里歌」に「鎌倉懐古」の題で収められているものです。
ということは、2月8日に当ブログで紹介した次の俳句と同じ時のことだったんですね。
横須賀や只帆檣(ほばしら)の冬木立
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名人に星ひとつ!

2018-08-30 21:39:05 | 文学
今日オンエアのプレバト!!。

兼題「夏休みの終わり」で東国原英夫さんが詠んだ次の句で、初めて名人への一歩前進が出ました。
草茂る洞窟のこと他言せず
夏井先生から「素晴らしい句、添削無し」とされたら☆ひとつ獲得で前進です。 
評価のポイントは中七の「こと」。夏草の茂みを見るたびに、自分だけの秘密になっているあの洞窟のあの日のことを想起する、それを具体的に語ったら一句はパンクしてしまいます。そういう俳句の器を知った上であえて語らなかったことを、夏井先生は高く評価。
いや~、今日もシビレました。
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風の詩パート8

2018-08-29 18:19:48 | オリジナル
共通テーマ「風」でAが書いた詩を投稿します。

アキヤガハラ
         
午前七時四十分
アキヤガハラを
風になって突っ切る
プリーツミニの下の
短いスパッツから
伸びてくる力は
生臭い花の香り
なのに
泣きたいほど抽象的
どうせすぐ消えるけど
また無駄に点いて
張りつめ
巻きあがる
そういう抽象性

高架の落とす影の帯を
横切ってアキヤガハラ駅
ホームへ駆け上がり
七時四十六分発に飛び乗る
喉が渇いている
渇望は 愚かさは
歯がゆい宝物

ウラシマガオカ駅で覚醒める
長ズボンをはいている
その中で欠落が熱を失い
いやらしいゼリー
みたいに震えている

あたしのミニスカートは
短いスパッツは何処へ
いったい何年かけて
抽象性を失くしたの 
ミニスカートよりちっぽけな
具体的な何かを獲得して 
みっともなく得意に
なったりしたの

アキヤガハラの家
あたしが死んで
空き家になりそう
解体しないと迷惑だ
と言われている

降りそびれた駅の横の
ウラシマバシは
電車が通るたびに
揺れている
今は 
午前か午後の零時零分


風の詩・奏の詩の提出締切は8月31日(金)です。よろしくお願いします。
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茂吉の墓&歌碑

2018-08-28 23:03:36 | 文学
文学者掃苔をしたくて青山霊園をサイクリング。公営の霊園は広い敷地内に宗派関係なくいろいろなデザインの墓があるのが愉しみなんです。
斎藤茂吉の墓はシンプルさと抜け感がいいな~。広い斎藤家墓域の奥に、本人書による「茂吉の墓」が建ってます。

昨日ご紹介した北沢川緑道には、茂吉の歌碑があります。

代田川のほとりにわれをいこはしむ柳の花もほほけそめつつ
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朔太郎@北沢川

2018-08-27 21:43:04 | 旅行
昨日は又々、世田谷の北沢川緑道をポタリング。萩原家の巻です。

↓風景資産61号鉄塔

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蘆花の住んだ場所

2018-08-26 06:46:10 | 文学
先日、神宮前で徳富蘆花住居跡の表示を見つけました。
 @オカニワ表参道ビル前
側面にはこう記してあります。
徳富蘆花は、明治33年(1900)10月に、逗子からここに移ってきました。明治38年(1905)12月再び逗子に移るまでの間に「思出の記」を完成させ、また「黒潮」「慈悲心鳥」「霜枯日記」などの作品を次々に発表しました。
逗子と逗子の間の約5年間、ここに暮らしたんですね。
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夏川俳句

2018-08-25 06:30:48 | 文学
昨日の湘南句会の兼題は「夏の川」でした。

点が入った句をご紹介します。
 飛沫立て鮎掴み取る父の笑み
 広島の川かの日にも流れしか
 太く浅く遡上するなり盆の川
 蛍火や生者は海へそそぐ川
 号泣し九人が走る夏河原
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湘南句会のち逗子呑み

2018-08-24 21:32:05 | 文学
今日は湘南句会@逗子市民交流センターでした。
次回は9月14日(金)14:00~。兼題は「敬老の日」に決定しました。その次の湘南句会は9月21日(金)16:00~です。
句会後、逗子呑み

逗子呑みは昨日今日だけですが、同じチケットで明日明後日、逗子海岸の海の家33店舗でうみ呑みができます。
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風の詩パート7

2018-08-23 18:27:36 | オリジナル
俳句でキャプション 活気づく逗子駅夏の日曜日 


では、共通テーマ「風」でAが書いた詩を投稿します。
往還

夜に影をつける輪郭
口の中に刃が見える
六道の辻につむじ風が起こる
君の肩に積もった埃が飛んでいく
その肩をそびやかしたまま
君は閻魔大王の前へ連れ出される

司命が閻魔帳を読み上げる
やばい
わたしの名も出てくるではないか
君が首を縦に振る
司録が判決を記録している
閻魔大王が溶けた鉄を飲んでいる
とてもやばい
君が首を横に振る

出会うのには間に合ったけれど
現世では誰も君を救えなかった
その責を負う衆愚の列に
わたしも連なっている

いくつかのできごとの鋭角が
今さら鋭く突いてくる
いつも本心を隠していた君の
刹那の表情がいくつか立ち上がる
出会う以前の幼い顔も
もう戻ることはできない
取り返しはつかないのだ
固く閉じた目を開けたとき
閻魔大王が童顔の地蔵菩薩になった

わたしは豪雨でめちゃくちゃにされた下界へ
亡霊で混む道を戻っていった
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風の詩パート6

2018-08-22 19:58:52 | オリジナル
共通テーマ「風」でTが書いた詩を投稿します。イラストもTの作です。

晩夏の日暮れどき

文化会館の前の風力計は
勢いよく回り
足元に
さらさらと
羽のちぎれた蝉の死体が飛ばされてきた
傾きかけた陽がうしろから射して
自分の影が前を行く
思考が軽くなり
私も飛ばされる

信念は
重たいなあ
家族がどうの
自立が大切
孤独が一番
声高に言うことではない
生きやすいように生きればいい
流されて生きるのもありだ

蝉の生も
人の生も短い
蝉のように軽く乾いた亡骸はいい
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