goo blog サービス終了のお知らせ 

575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

私の変化    麗

2010年05月06日 | Weblog
お天気に恵まれたGWも終わりやっと喧噪も落ち着いた感じですね。
立夏の昨日は暦通りの真夏日。
気温だけでなく日本の何かが変わってきました。
ところで、皆さんの日常の変化は何ですか?


最近の私の変化は
1,以前は嫌いだったセロリが大好物になったこと。(特に生)
2,抽象画が好きになったこと(時にマチス)
3,歴史物が好きになったこと(特に幕末)
4,まあ、なんとかなるでしょと思えるようになったこと(特に仕事)

これは単に年をとったせいでしょうか?でも自分でも自分の変化にびっくり!

      夏来る私の何かが変わりおり    麗

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草臥て宿かる比(ころ)や藤の花  芭蕉

2010年05月05日 | Weblog
貞享4年、尾張から大和への「笈の小文」の
旅の途中で詠んだ句。

この句、「藤がさね」と命名された和菓子に
添えられたパンフレットに。
お店の名は、京都の鶴屋吉信さん。
京のお菓子屋さんには上・下があって、
御所や寺院に菓子を納めるのが「上菓子屋仲間」。
鶴屋吉信は上菓子仲間だったとか。

和菓子には、有名な歌からとった銘がつけられて
味とともに、季節感をも楽しむのが、
風流とされてきました。
ここでは俳句が添えられていました。
俳句を楽しむ私にはウレシイお菓子屋さんです。

このお店では、職人さんが目の前で
注文した菓子をつくってくれるコーナーもあり、
修学旅行の生徒さんたちがタクシーの運転手さんに
連れられて来ていました。

この日は粟ぜんざいをいただきました。
次回は目の前でお菓子をつくってもらおうと
思っています。
                    遅足
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥どもを蹴散らし枇杷をもいで喰う  朱露

2010年05月05日 | Weblog


       六十五年前の夏戦争が終わって母が言う。
       敵が来たら私が子供を殺す積りだったよ。
       俺は逃げるから殺されないよ、と笑った。
       母は真顔で「寝入るのを待つよ」と言う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薫風や渥美を走りシャッター街      朱露

2010年05月05日 | Weblog


       数年ぶりに伊良湖方面へ259を走った。
       場所は言わないが両側軒並み閉店の暗さ。
       昔買ったり食ったり飲んだりした商店街。
       「とんでもないこと」になっている日本。

   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう、これっきり  鳥野

2010年05月04日 | Weblog
2度目の鳩の子が巣立ちました。
怖がりの2羽、親と見紛うほどに育ったのに、なかなか巣離れができませんでした。

何度も何度も促され、何日もかかって、ようやくの旅立ち。無事に大きくなーれ。

ところが、最近、わがマンションも鳩害について喧しくなってきました。
糞の害、鳴き声、ついにはトリインフルエンザの話まで。

「オタクのベランダに巣材を運んでいるようだけど」
と指摘までされては、もうお手上げ。

共同生活だもの、協力しなくては、と巣造り候補地を封鎖することに。

「どうしてなの、どうなったの」と小枝を咥えてベランダをウロウロする親夫婦。
次の産卵の用意です。安住の産屋が早く見つかりますように。

人間は得手勝手。逝った猫の身代りとばかりに、癒されていたというのにもう追い出しです。

  ・ 逝きし猫の輪廻ならんか鳩の子がテラスの隅に生れて健やか

                         鳥野
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憲法記念日どこかで水のもるる音  遅足

2010年05月03日 | Weblog
どうも、少し観念的で古いですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳人九条の会についてこんな情報も           ぐ

2010年05月03日 | Weblog

 俳人「九条の会」創立5周年のつどい へお邪魔した。俳人「九条の会」の会員にはなっていないが、参加している俳句雑誌「主流」(静岡にある、口語俳句系の雑誌です)から情報をいただき、気がつくと、このところ毎年顔を出している。

開催されたプログラムは下記のとおり(敬称略)。
開会挨拶 俳人「九条の会」呼びかけ人 柿本多映
第1部 
講演 新しい情勢の中での憲法問題 高田健(「九条の会」事務局)
講演 戦後俳句からのメッセージ 酒井弘司(「朱夏」主宰)
休憩
第2部
呼びかけ人 出席者紹介
挨拶 俳人「九条の会」呼びかけ人 金子兜太
講演 小沢昭一的平和のこころ 小沢昭一(俳優)
閉会挨拶 俳人「九条の会」呼びかけ人 田中陽

最初に柿本氏が、アウシュビッツの記念館へ行った際の体験を語り、挨拶を行なった。
第1部の講演は、最初、九条を含めた憲法について、特に、1990年代の自民党による憲法への対応から、現在の民主党に至るまでを、わかりやすく高田氏が講演された。現在の民主党において、鳩山首相と小沢幹事長に、過去、改憲論を書いた著書があることなどが紹介された。

酒井氏は、戦後俳句10句を一人一人丁寧に取り上げ、戦争に対する思いを語った。
私が印象深かった作品を下記に少し紹介したい(作品 敬称略)。
いっせいに柱の燃ゆる都かな       三橋敏雄 (昭和20年作)
水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る 金子兜太 (昭和21年作)
戦後の空へ青蔦死木の丈に満つ      原子公平 (昭和21年作)
暗闇の眼玉濡さず泳ぐなり        鈴木六林男 (昭和23年作)
戦あるかと幼な言葉の息白し       佐藤鬼房 (昭和29年)

休憩後、金子氏が、戦争体験と反戦を語り、挨拶した。
第2部の講演は、俳優の小沢昭一氏。戦中の歌を歌っていただいたり、多くのエピソードを語った。特に、戦中と戦後で大きく変わる教育の現場を話された。語り口調と歌を聞くだけで、笑いつつ、なぜか哀しくさせる話術はさすがにうまい。「なにより、もう、戦争なんかいやだね。戦争さえなけりゃそれでいいよ」と語った言葉が印象的でした。
最後に、俳人「九条の会」呼びかけ人の田中氏が、閉会の挨拶にて、反戦の思いと、新しい私たちの俳句を作ろうと語り終了した。

少しは、春らしくなった、暖かい一日でした。

★sohten blogより  http://sohten.blog.so-net.ne.jp/2010-04-19-1

出版社、古本屋を運営しているsohtenの日記、および、短詩作品、出版情報、展覧会情報等を紹介します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石川や和合の夏の58   朱露

2010年05月03日 | Weblog


         遼君を五右衛門に譬えて済まない。
         クラウンズ最終日58で逆転優勝。
         威張ってる大人が馬鹿に見えた日。
         昔和合を百十で廻り「百獣の王」。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳人九条の会があるんですね。   遅足

2010年05月02日 | Weblog
去る4月18日、俳人九条の会の集いがあったそうです。
あの金子兜太さんたちの肝いりで出来た会だそうです。

俳句誌を斜め読みしていたら
金子兜太さんのインタビューがあり、
「若い人たちは戦争に対して想像力を働かせてほしい。
戦争や反戦を詠むことは俳人として力を広げていくことになる。」と、
話していました。

とかく遠いものとして敬遠してしまう反戦句。
金子さんの言うように、これが詠めたら
ホンモノの俳人でしょうね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風樹の嘆      遅足

2010年05月02日 | Weblog
今朝のNHK俳句の一席は奥西邦夫さんの一句

  母の日や風樹の嘆と言うことを  
  
でした。
恥ずかしながら、風樹の嘆を
知らなかったので、勉強しました。

漢詩の「樹慾静而風不止、子慾養親不待」から
来ているそうです。

樹は静かさをもとめても、風は止まず
子は孝行しようと思っても親は待っていてはくれない。

  父の日や風樹の嘆を賜りぬ  遅足




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の朝ボニー・ジャックスと語り合う    朱露

2010年05月02日 | Weblog


        今朝吉田・鹿島・玉田・大町氏と語った。
        吉田さんは若く三人さんとは同年の誼だ。
        五月二十九日愛知県芸術劇場へ来る予定。
        デュークとダークも出るので私も行くか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏生まれ夏に生きると論旨不明    朱露

2010年05月01日 | Weblog
    
 
       昭和九年八月に生まれ一ヶ月後室戸台風。
       「堤防が切れた」という叫び声を聞いた。
       誰も信用しないのは仕方ないとは思うが。
       「猿島や憲兵走る防波堤」軍港横須賀産。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする