goo blog サービス終了のお知らせ 

575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

先生のいない句会    遅足

2010年05月09日 | Weblog

『仲間との議論はほんとうに有益でした。
たとえば何か疑問が生じた時、先生に質問したとすると
正しい答えが返ってくれば、それで終りです。
でも、その疑問について友人同士で議論したりすると
みんなの考えが縦横に広がっていくんです。
その過程で相手に教えたり、教えられたりの切磋琢磨ができるし
いままで気づかなかった新しい発見が生まれることもあります。』

これはノーベル賞を受賞した益川さんの本「フレフラのすすめ」に
載っていた文です。

また大学の先生に質問に行ったら
「そんなこと急に聞かれても分かるか。
この本を貸してやるから自分で調べて来い」と
言われたそうです。

益川さんは、名古屋の鶴舞小学校から北山中学、
向陽高校、そして名古屋大学というコースを通った方。
私のすぐ近くに、そんな方がいたのか!と
ビックリしています。

本は15歳の若者むけのもので、読みやすくて面白かったです。

とくに冒頭の部分は、俳句の世界も同じだと感じました。
①ホントウの楽しみは、自分でいろいろ考えることにある。
②句会では、いろいろな意見が出て、いろいろな読み方を
交換しあう。

575の会のような先生のいない会に存在理由があるとすれば、
活発な議論が生まれる会を目指すことにあるのでは?













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寂として声なき団地朝曇     朱露

2010年05月09日 | Weblog

    「寂」は、ここでは「せき」と読みます。 
    「朝曇」は暑くなる予感がする夏の季語。
    我が家の五十米先から団地が延々と続く。
    ポルトガル語と日本語ゴチャマゼの世界。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする