
困った時のクイズ頼み、久しぶりにクイズでお楽しみください。
下の句の「○○ざくら」には、どんな桜が似合いでしょうか?選んでください。
① ○○櫻ひたすら散って己消す 津田清子
② ○○ざくら檜の香して風呂沸きぬ 大野林火
③ ○○ざくら星のあをさをとどめけり 田中 保
④ ○○櫻須磨に父母住み古りぬ 五十嵐哲也
⑤ ○○桜散りそめて刻をとどまらず 松井利彦
遅 ・ 大 ・ 朝 ・ 夕 ・ 山
下の句の「○○ざくら」には、どんな桜が似合いでしょうか?選んでください。
① ○○櫻ひたすら散って己消す 津田清子
② ○○ざくら檜の香して風呂沸きぬ 大野林火
③ ○○ざくら星のあをさをとどめけり 田中 保
④ ○○櫻須磨に父母住み古りぬ 五十嵐哲也
⑤ ○○桜散りそめて刻をとどまらず 松井利彦
遅 ・ 大 ・ 朝 ・ 夕 ・ 山

遅櫻ひたすら散って己消す
大櫻ひたすら散って己消す
朝櫻ひたすら散って己消す
夕櫻ひたすら散って己消す
山櫻ひたすら散って己消す
特にソレでないといけないと言う景が有るでしょうか。
作者の感性でたまたま大櫻だったり、遅桜だったりするだけではないですか。
読者は自分の想像力で、どれかを選ぶだけです。
それでないといけない必然性は無い様に思えますが。
出題者にソレでなくてはならない必然性をお聞きしたいものです。
② 夕ざくら檜の香して風呂沸きぬ
③ 朝ざくら星のあをさをとどめけり
④ 遅櫻須磨に父母住み古りぬ
⑤ 山桜散りそめて刻をとどまらず
いろんな桜がありますね。
①と④がどちらとも言えますね。楽しませて頂きました。
④ 山櫻須磨に父母住み古りぬ
⑤ 遅桜散りそめて刻をとどまらず
ということですか?
あるいは正解を変えてしまったか?
大櫻ひたすら散って己消す
朝櫻ひたすら散って己消す
夕櫻ひたすら散って己消す
山櫻ひたすら散って己消す
確かに、どの句でも、景としては成り立ちます。
俳句は詩ですから、どこに詩を感ずるのか?が重要です。
この句の詩的な構成は、己消すという下五に上五が
どう響きあうのか?という点にあると思います。
そう考えると、遅桜、朝桜、夕桜は、景色としては成り立ちますが、
そんなに詩的ではないと思います。
残るは大桜と山桜です。
ひたすら散って、という中七の意味はどうでしょうか?
山桜より大桜のほうが、より中七が効いていると思います。
大桜ひたすら散って己消す
すべての言葉が、無駄なく、響きあっていると感じます。
作者が、朝の桜を見たとしても、上五を朝桜にはしなかったのではないでしょうか?
① 山櫻ひたすら散って己消す
② 夕ざくら檜の香して風呂沸きぬ
③ 朝ざくら星のあをさをとどめけり
④ 遅櫻須磨に父母住み古りぬ
⑤ 大桜散りそめて刻をとどまらず
旅に出ていて遅くなりゴメンナサイ
恥ずかしい次第です。
ひょっとしたら間違っているかな?
と、心配していましたが・・・