獺祭忌は子規忌、糸瓜忌とも言います。明治35年9月19日に36歳で亡くなった正岡子規。松山中学で学んだ後、上京。「獺祭書屋俳話」で俳句の独立を説き俳句の革新に着手しました。そこから来ているのでしょう。
作者の容子さんは、その子規が亡くなった日がお誕生日なのですね。俳句をたしなむ身としてあやかりたい。あるいは何かに挑戦したいと思われたのでしょう。中七の字余りが少し気になりましたが、忌日の「獺祭忌」にチャレンジしたところがすばらしいと思いました。「我生まれしは」としても意味は通じると思いました。
能登さん:獺祭忌が誕生日とは。頑張ってといいたくなりますが、どうでしょうか。
千香子:私の誕生日はどうかなと調べたら、ゴーリキーの生まれた日とありました。
★★★
調べてみると、秋の忌日の季語はたくさんあります。西鶴忌、定家忌、賢治忌、蛇笏忌、去来忌、白秋忌などなど。私はこれまでこの忌日を入れた俳句を作ったことがないのでいつか容子さんのようにチャレンジしたいと思いました。誕生日に俳句を作るというのを恒例化してもいいですね。
もう一句。誕生の俳句。
秋の児や一姫二太郎三茄子 遅足
遅足さんのこの俳句を見た時思わずくすっと笑ってしまいました。
「一姫二太郎」に続けて「三茄子」を持って来たところがユニークでした。初夢の吉兆の「一富士二鷹三茄子」との合わせ技ですね!三番目の子が茄子ではかわいそうな気もしましたが秋生まれの子として許せるかなと。
今日は蒼天です。秋晴れが続きそうで嬉しいです。よい一日をお過ごしください。麗子
3人目のときに初めて聞いてみました。そうしたら先生、ニコッと笑って、『お楽しみということにしましょうか』と‥
次も女の子ですと言ったも同じでした。笑
今では、ケンカをしても誰かが仲裁役に回る,なかなかよい関係の姉妹で、我ながら満足しています。