575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

皺深く小さき母の手梅を干す  紅

2019年08月04日 | Weblog

父は母の浸けた梅干しが好物だったようです。
きっと、父は母のそうした女性らしさが好き
だったのでしょう。しかし、父も既に故人。
今夏も、亡き父への追悼なのでしょうか。
皺だらけの母の小さな手が梅を干しています、と作者。

精緻な情景描写によりしみじみとした心情が
生まれています。女性の生き様を凝縮したような印象。
お見事!!と、殿様。

我が家にも梅の木が一本。毎年、実をつけてくれます。
今年の実りはほどほどで、奥さんは梅ジャムにしました。(遅足)
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