荻原俳句教室は、先週が最終講義でした。
宿題のひとつが「冬の夜」
ある方の一句
コーヒーの豆挽く香り冬の夜
ご本人も形は出来ているのですが・・・と、
今一つといった表情でした。
先生は
コーヒーの豆挽く音や冬の夜
としたらと提案。
その理由を次のように説明されました。
コーヒーの豆挽いている、冬の夜。
冬の夜を入れ替えてみると・・・
秋の夜でも良いのでは?という感じがすること。
また豆を挽くといえば、読者は香りを連想してくれる。
香りはなくても良いのでは。
その代わりに、音、とすると、冬の夜、がピッタリと生きてくる。
そして、
推敲する場合、一つ一つの言葉から連想されるものは何か?
重なっているものはないか?
を考える。
それを考えるために言葉を削ってみる。
というお話しでした。
もうひとつの宿題は落葉
わたしの句
風連れて落葉の中を通りけり
この類想句をどうしたら良いのか?
先生の解答は
第一のチェックポイントは「の中を」という表現
丁寧に言い過ぎている。
第二は風・落葉・私、と登場人物が多すぎること。
とくに私が風を連れていくと、私が神のような存在になって、
かっこよくなってしまう。
これは避けるほうが良い。
風連れて、は、よくある表現なので、
そちらに行かないほうが良い、とのことでした。
連れていくなら「落葉」を。
風の中落葉を連れて通りけり
さあ、これから、どうしようかな?
宿題のひとつが「冬の夜」
ある方の一句
コーヒーの豆挽く香り冬の夜
ご本人も形は出来ているのですが・・・と、
今一つといった表情でした。
先生は
コーヒーの豆挽く音や冬の夜
としたらと提案。
その理由を次のように説明されました。
コーヒーの豆挽いている、冬の夜。
冬の夜を入れ替えてみると・・・
秋の夜でも良いのでは?という感じがすること。
また豆を挽くといえば、読者は香りを連想してくれる。
香りはなくても良いのでは。
その代わりに、音、とすると、冬の夜、がピッタリと生きてくる。
そして、
推敲する場合、一つ一つの言葉から連想されるものは何か?
重なっているものはないか?
を考える。
それを考えるために言葉を削ってみる。
というお話しでした。
もうひとつの宿題は落葉
わたしの句
風連れて落葉の中を通りけり
この類想句をどうしたら良いのか?
先生の解答は
第一のチェックポイントは「の中を」という表現
丁寧に言い過ぎている。
第二は風・落葉・私、と登場人物が多すぎること。
とくに私が風を連れていくと、私が神のような存在になって、
かっこよくなってしまう。
これは避けるほうが良い。
風連れて、は、よくある表現なので、
そちらに行かないほうが良い、とのことでした。
連れていくなら「落葉」を。
風の中落葉を連れて通りけり
さあ、これから、どうしようかな?
連想の重なりの吟味。
類想句を避ける推敲のヒント。
成程なあー。と思うことばかりです。
句会などの句作りに生かしたいと思いました。
有難うございました。
音の方が皆が寝静まったあとの冬の静かな食卓が想像されます。
私も来年は聴覚を意識した句を作れればと思います。
それにしても先生のご指摘にはいつも納得。
私も講義を受けたくなりました。