作者が自分の作品を解説した本がありました。
中村汀女は、この句について次のように述べています。
私はこの、自分の心がそこにくずれたような音を
いまも思い起こすことがある。
しんとした部屋に、この音は明らかに大きかった。
そして、大輪のクリーム色の花びらは、まさに、
己がくずれた音のなか、その音に包まれ、おさまるままに
ぱらっと一枚も残さずほどけ散ったのであった。
(自選自解 中村汀女句集より)
中村汀女は、この句について次のように述べています。
私はこの、自分の心がそこにくずれたような音を
いまも思い起こすことがある。
しんとした部屋に、この音は明らかに大きかった。
そして、大輪のクリーム色の花びらは、まさに、
己がくずれた音のなか、その音に包まれ、おさまるままに
ぱらっと一枚も残さずほどけ散ったのであった。
(自選自解 中村汀女句集より)
解説を読んでますます感心しました。
自分にはそんな体験がないので想像するより方法がありません。
羨ましいような気もしますが、僕だったら俳句どころではないでしょうね。
女性は凄いというか、プロは凄いと言うか。
ても いくら名句が出来るとしてもそんな目には遭いたくありません。