575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

みんな俳句が好きだった②     石川啄木

2010年11月15日 | Weblog
 歌人啄木は、詩や文章も多く作ったが、俳句は、渋民村時代の手紙か日記に記された十句足らずのようである。
 啄木にとって溢れる想いを込めるには、俳句は短すぎたのだろう。

    小障子に鳥の影する冬日和
    茶の花に淡き日差しや今朝の冬
    冬火と一日火に親しみて暮れにけり
    思ふ事なし山住みの炬燵かな
    白梅にひと日南をあこがれぬ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 直線で山切る冬の団地かな ... | トップ | 11月句会の投句が集まりま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事