575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夏の夜や化け猫どら猫キティちゃん   晴代

2016年08月03日 | Weblog
化け猫は、江戸時代。行燈の油を舐めに。
サザエさんの時代は、どら猫。秋刀魚を咥えて逃げていく。
現代はキティちゃん。可愛いキャラクターに。
さまざまな時代の猫を提示した句です。

日本に最初にやってきた猫は、仏典を鼠から守るため。
昔は、鳴き声も違っていたようです。
源氏物語の若菜の巻には

 ・・・来て、ねうねうといとらうたげに鳴けば・・・

と、いうくだりがあって、「ねうねう」と書いてあります。
これを「ねんねん」と読んでいたとか。
鎌倉時代には表記も発音も「ねうねう」に。
「にゃあん」と鳴くようになるのは、江戸時代からだそうです。
以後、にゃあんが続いていますが、未来には変わるのでしょうね。

写真は我が家で飼っていた猫です。    遅足



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1 コメント

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平成は ()
2016-08-04 09:24:23
平成の猫は妖怪ウォッチの「ジバニャン」ですね!
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