昨日、心の花名古屋歌会がありました。
栗子京子さんをお迎えしての会。
30人が詠んだ八首連作が競い合いました。
俳句にはない詠み方です。
そのなかの一つ。佐保子の歌、八首を紹介します。
赤きブラウス
次々と開く扉に吸ひこまれ異界めきたる手術室に入る
モノトーンの手術着に同じ髪カバー目のみ覗かす人々あまた
亡き母が十代の我に縫ひくれし赤きブラウス着て手術受く
「目を開けて光みてゐよ」と命ぜられ影なきひかりに眼(まなこ)全開
水晶体吸ひだす機械の音なるか耳もとに聞くかすか楽の音
授かりし目玉とりだし入れかへる七十五年使ひし目玉
「はいレンズ」の声ありレンズ入れられつ一度二度三度、目の抵抗す
予定時刻違はず部屋に帰り着き夫三十分の昼寝より起く
俳句ではこうは詠めませんね。遅足
栗子京子さんをお迎えしての会。
30人が詠んだ八首連作が競い合いました。
俳句にはない詠み方です。
そのなかの一つ。佐保子の歌、八首を紹介します。
赤きブラウス
次々と開く扉に吸ひこまれ異界めきたる手術室に入る
モノトーンの手術着に同じ髪カバー目のみ覗かす人々あまた
亡き母が十代の我に縫ひくれし赤きブラウス着て手術受く
「目を開けて光みてゐよ」と命ぜられ影なきひかりに眼(まなこ)全開
水晶体吸ひだす機械の音なるか耳もとに聞くかすか楽の音
授かりし目玉とりだし入れかへる七十五年使ひし目玉
「はいレンズ」の声ありレンズ入れられつ一度二度三度、目の抵抗す
予定時刻違はず部屋に帰り着き夫三十分の昼寝より起く
俳句ではこうは詠めませんね。遅足
遅足さん、寝てたのですか?(笑)