575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

たんぽぽの絮や冥土へひとり旅  亜子

2023年03月16日 | Weblog

たんぽぽ句会いかがでしたか?明るい黄色の花を詠んだ句が多い中、唯一たんぽぽの絮を詠まれ見事トップ賞になった亜子さんのこの句です。おめでとうございました!!

亜子さんは「浄土」か「冥土」で迷われたそうです。冥土はいずれ皆が行く世界。そう思うとそんなに悲壮な悲しい感じではなく「ひとり旅」という表現もするするっと出て来たそうです。

皆さんのコメントです。

竹葉さん:絮が風に乗ってどこどこまでも飛んでいくのを「冥土へひとり旅」とは面白いと思いました。

郁子さん:こんなひとり旅なら・・とも思わせます。 

泉さん:たんぽぽの綿毛がどこかにとんでいく様子が寂しさをさそう。

        ★★★

私もいただきました。最初ちょっとかなしい気持ちになりましたが、これが自然界の宿命。たんぽぽも風まかせのひとり旅と思えば、人の死も軽やかに受け入れられたらと思いました。絮は風に乗ってまたどこかに着地し、そこに根をはり新たな命を生み出します。ひとつの花から数えきれないほどの絮が生まれることの神秘も思えば不思議ですね。麗子

 

 

 

 

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