題詠「生姜」
- 手に取れば握手のごとし新生姜 (郁子) 能登 佐保子 麗子 晴代 千香子 須美 亜子
- 母の膝のぼれば生姜の匂いする (遅足) 等 麗子 郁子
- 新生姜酢飯にまぜて母偲ぶ (晴代) 遅足 佐保子 郁子
- 二日酔い香りを食す生姜飯 (能登) 結宇 須美
- 新生姜熱飯にのせフーフーと (泉)
- はじかみのうす紅嬰の頬に似て (亜子) 能登 竹葉 結宇 等 遅足 泉
- はじかみや白き脇役すまし顔 (麗子) 竹葉 遅足 泉
- しょうが抜いて青春日記鼻腔責む (結宇) 佐保子 亜子
- 綾部にて生姜育てし友のゐて (佐保子) 能登 泉
- 白き芽や光る干からび土生姜 (竹葉) 千香子 須美
- 生姜擦る残る繊維のもわもわと (須美) 竹葉 麗子 晴代 亜子
- 採りたてをしぎ焼土佐の擦り生姜 (千香子) 結宇 等 晴代 郁子
- 回転寿司〆は漬け茄子生姜たっぷり (等) 千香子
自由題
- 御岳のくつきり見ゆる今朝寒露 (佐保子) 麗子 千香子 泉 亜子
- 口ずさむ小学唱歌良夜かな (亜子) 結宇 遅足 晴代 須美
- 青森の捨て子よ見たかいわし雲 (結宇) 佐保子
- 子狐の瞳に揺れる彼岸花 (麗子) 竹葉 等 遅足 郁子 泉
- 香りナビ角を曲がれと金木犀 (竹葉) 能登 遅足 麗子 千香子 須美 泉 亜子
- 吊り尾根の壁屹立す星月夜 (能登) 竹葉 佐保子 晴代 亜子
- ちんまりと栗きんとんの供え物 (晴代) 能登 竹葉 等 須美
- 秋祭り鼓笛の子らの光る頬 (郁子) 等 晴代 千香子
- 秋祭り社務所に並ぶ一升瓶 (須美) 結宇 郁子
- 鯖煮つけ生姜無ければ仕様が無い (等) 郁子
- 柿をもぐわれをみつめるめじろかな (千香子) 能登 結宇
- 黄昏や稜線に月夕星と (泉) 佐保子 麗子
トップ賞は 題詠 郁子
自由題が竹葉さんでした。 おめでとうございます
来月11月はどんな題詠がよいでしょう・・