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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

駆け足で 落ちる点滴 春夕焼け

2020年04月06日 | Weblog


「駆け足で 落ちる点滴 春夕焼け」

駆け足。点滴。春夕焼け。上五、中七、下五の語句が
持つスピード感がそれぞれ違います。また、点滴は駆
け足より静かな印象があるのですが....。

「点滴は 囁くように 春の月」<理酔>

学ぶことばかりの俳句。語句の意味など調べていると
時を忘れます。そのため、座右の銘は「偶成」この漢
詩は、中国の儒学者「朱熹」の作と思われてきました。
しかし、検証が進み、阿波生まれの「観中中諦」とい
う僧が作者といわれています。

少年易老學難成
一寸光陰不可輕
未覺池塘春草夢
階前梧葉已秋聲

要約すると、若さを楽しんでいるうちに秋風が吹いて
きた。前半は学問の勧めで後半は比喩という構成。な
お、偶成とは、偶然生まれた詩のこと。池塘<ちとう>
は池の堤で階前は堂の階段、梧葉<ごよう>は青桐の葉。

錆びついていく頭。偶成の二文字が頭をよぎります。<殿>
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ひとひらのわが子へつなぐさくらぶえ  遅足

2020年04月06日 | Weblog




NHKを見ていたら、宮城県の桜の名所を紹介していました。
番組案内にはこう書いてあります。

  残雪の蔵王連峰を背に千本の桜が咲き誇る「一目千本桜」。
  白石川の堤に8キロに渡って桜が咲き誇ります。
  子供たちが花びらを口にあてた「さくらぶえ」の音色が響きます。

草笛は知っていますが、さくらぶえは初めて聞きました。
お父さんが教えるさくらぶえ。
小さな花びらで音を出すには難しそうでした。
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