goo blog サービス終了のお知らせ 

575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ねこのほそみち    麗

2016年07月14日 | Weblog
猫好きの友人から紹介されて読んでいる俳句と漫画のコラボ集「ねこのほそみち」。(さくら舎)

若手俳人の堀本裕樹さんとイラストレーターのねこまきさんの漫画で、江戸時代から現代までの猫の俳句88句が紹介されています。
猫好きの方にはたまらない一冊です。

   スリッパを超えかねている仔猫かな  高浜虚子

   叱られて目をつぶる猫春隣  久保田万太郎

四季折々のねこの姿が描かれていますが、やはり夏の猫はちょっと少ないかも。
やはり猫のあたたかさは寒い時期に詠まれ、猫の恋や子猫は春の季語だからでしょうか?

ちょっと面白い夏の猫の俳句がありました。

   暑き日や先ず猫が邪魔夫が邪魔  上野さち子

夏休みの茶の間かリビングの掃除風景?堀本さんの解説によると猫と夫を並列に置き、リズミカルに邪魔者扱いしているところが面白いとのこと。確かに!


猫もこの暑さでぐったりとのこと。実際ねこを飼っているといろんな猫の様子が見られるのでしょうが、最近このあたりでは野良猫の姿もなく。。。来週の猫句会の俳句に苦戦しています。

最後に「ねこのほそみち」から私の好きな猫の俳句を紹介します。

    猫の眼のひらいてとぢて遠花火  横山白虹

生まれて初めて見た、あるいは聞いた花火でしょうか?
生まれて数週間、目が開いたばかりの仔猫のひとみはきれいなグレーだと以前,
その猫好きの友人が教えてくれました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする