575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

咲き初むる蠟梅に顔寄せにけり   佐保子

2015年02月06日 | Weblog
蠟梅(ろうばい)。江戸時代に中国から。
寒さの一番きつい冬、春にさきがけて咲く花。
葉に先立って六弁の蝋のような半透明の黄色。
蝋のような花は温かさを感じさせます。
たおやかな花びらのはかなさ。

顔を近づければ、甘く上品な匂い。
目をつむれば、春が来てるような。
身も心も一瞬の春を楽しんでいます。
一幅の絵のような句です。

         

応答の一日一句

  雪道に足取られたり北の旅   孝

  一瞬の夫の転倒雪まつり    亜子

すっかり光の春。出掛ける機会も増えます。
転倒には気をつけましょう。
と言っても・・・転ぶんですよね。
                 遅足

コメント
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