575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

沙羅双樹の寺    遅足

2007年07月01日 | Weblog
京都の妙心寺に東林院という寺があります。
沙羅双樹の寺として知られています。
6月の12日から30日まで、「沙羅の花を愛でる会」を開催、
一般公開されると知って行ってきました。

抹茶の接待があって一人1500円という京都値段。
庭には樹齢300年という大木を中心に
10本ほどの沙羅の木。沙羅林(しゃらりん)というそうです。
花は盛りを過ぎていましたが、苔の緑に白い落花がきれいでした。

   時々
  
沙羅双樹はお釈迦さまが入定された時、いっせいに花開き、
その死を悲しんだとされる木です。
日本では、夏椿を沙羅双樹と見立てています。

  理(ことわり)の白を落として夏椿  遅足

残念なことに、樹齢300年といわれる大木は枯れていました。
南隣のお寺が改築、沙羅双樹を守ってきたこんもりとした
林がなくなってしまったためだそうです。

でも、静かな良い時間を過ごしました。





 

コメント (2)
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