575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

荻原教室・近況

2007年07月13日 | Weblog
ご無沙汰しました。3ヶ月ぶりの荻原報告書です。

4月始めに、第2期へと更新されましたが、ますますの人気。題詠の一首を書く白板に補助板が用意されました。

カルチャーと言えば、一般に受講生は熟年者が大方ですが、荻原教室は異色。若い女性から吾が老年までと幅が広く、男性陣も張り切っています。

実作は題詠が原則で、題は火、水、木、銀、土、白、黄、緑、紫、黒と続いて空まで。あとに雨、虹が控えています。

 先生の作品。

   ・ いつも見てゐるはずなのにまひるの黄を容赦なく消したこの赤

   ・ 東京が廃墟と化せど首都になることなき都市の緑に暮らす

   ・ 絵の具の都合でたまたま雲を紫に描いて浮かべたような半生

   ・ 戦争ではないが外では黒いものたちが鳴らしている黒い音

   ・ つゆあけの空を交互にゆびさして雲の名前をよどみなく言う



コメント (2)
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