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始皇帝と大兵馬傭

2016年05月26日 | 美術館・博物館


九州国立博物館の特別展『始皇帝と大兵馬俑』に行ってきました。

2200年も昔に、広大な中国を一つの国家としてまとめあげ

自らを『始皇帝』と名乗った秦の“えい政”

彼の巨大な陵墓近くに埋められた地下軍団『兵馬俑』

今回の特別展示は、始皇帝に纏わる遺物と 死んでもなお残そうとした「永遠の世界」を

本物、レプリカ取り混ぜて描いた、スケールの大きな、見ごたえある展覧会でした。

 

司馬遷の『史記』を実際に読んだことがないので、

中途半端な知識と、聞きかじりですが

それでも秦の始皇帝の絶対的権力というのは、理解できます。

 

有能な人材を登用して富国強兵を薦め、

野蛮とされていた他国とも積極的に交流して、武器や文化を取り入れ

強大な国家となった秦

始皇帝は、それまでバラバラだった度量衡や貨幣を統一し

中央集権国家を作り上げます

そして死後もなお皇帝として君臨できる永遠の世界を目指して

兵馬俑の軍団を陵墓近くに埋めたのです

兵馬俑の姿・形はすべて異なります。

威厳たっぷりの将軍や軽装備の歩兵、おそらくボーガン(弓)を持っていたであろう兵士

馬や馬飼い、馬車もあります

一つ一つ解説を聞きながら見て歩くだけで、十分楽しめました

 

実は私、30年程昔、中国西安で、本物の兵馬俑を見ました。

発見が1975年ですから、おそらく発見されてまだ10年足らずの頃。

巨大な体育館にひしめきあう兵馬俑を見て、唖然としたことを覚えています。

今はきれいな博物館になって、世界中からの観光客も多いようですが

当時は、まだ発展途上中で、中国ならではの扉のない溝式トイレしかありませんでした

(さすがにそこではできなかったので、近くのレストランでお金を支払って水洗トイレを借りました)

施設はともかく、兵馬俑のスケールの大きさは見事なもので

2000年以上も昔にこれを作っていたという事実、

これが中国の底力か・・・!!と驚かされたことを覚えています。

あの日以来、兵馬俑と聞くと、気になって仕方ないのです。。。。

 

今はほとんどが土色で、イメージ的には埴輪のようですが

本当の兵馬俑には、赤や青などカラフルな色彩が施されていたようです。

想像しただけで、なんだかワクワクしてしまいます。。。

 

          

 

こちらは九博オリジナルのトリック・アート。

茶色の床なんですが・・・・



正面から見ると、このとおり・・・


 

それにしても、大宰府はもう日本じゃないみたいで。。。。

中国からの観光客、多すぎ!!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あー (くわ)
2016-05-27 19:58:21
行きたい…
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ぜひ! (yui)
2016-05-28 19:39:24
6月12日までです。是非!楽しめますよ~~
返信する

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