中国蘇州で、日本人母子が日本人学校のスクールバスを待っている間に刃物で襲われた事件。
息子を9年間、日本人学校(幼稚園&小学校)に通わせた経験がある者として
同情を禁じえません。
中国といえば、確かに治安に問題がないわけではないけれど
子どもを特にスクールバスを狙うなんて、
許せない行為です。
私達が駐在していた国は、世界でも治安がいい方と言われる国だったので
さすがに毎日の送迎で危険を感じたことはなかったけれど
バスの運転に不安もあったし、
事故に巻き込まれて軽い打撲…なんてことも。
ちょっとした怪我を報告されただけでも生きた心地がしなかったのに
目の前で傷つけられるなんて、もう想像を絶する状態。
幸い日本人母子は怪我はしても、命に別状なかったようですが
バスアマさん(現地ではバスアイさんと言うらしい)が重症のようですね。
スクールバスに乗り込もうとした犯人を
身体を張って阻止してくれたのでしょうか。
命がけで子供たちを守ってくださった方が、
一日も早く回復されるよう、心から祈ります。
海外で怪我をすると、日本の救急車のシステムがとても有難いことを実感します。
駐在中、邦人のお子さんが交通事故にあい
搬送用の車を待つ間に亡くなったという事がありました。
亡くなったのはすでに高校生で、直接の知合いではなかったけれど
ママ友の中には、知合いだった…という人が少なくなくて、
ご両親の深い悲しみが伝わってきました。
もっと早く病院に搬送できれば・・・・
日本だったなら・・・・
そんな後悔やら口惜しさやら。。。
当時、本当にお気の毒に思ったし、
息子にも、事故には気をつけるよう言い聞かせていたはずなのに、
日本で平和で安全な毎日を送っているうちに
すっかり忘れてしまっていたことに驚きです。。。。