銅製の燈籠、結構珍しいものだそうで
江戸東京博物館で開催されている 企画展「芝 増上寺 ~秀忠とお江の寺」
学芸員によるミュージアム・トークがあるというので、聞いてきました。
今頃 お江? という疑問も多々ありますが、本来なら去年開催予定だったもの。
あの震災で、博物館自体が休館となったため、1年先送りされました。
増上寺と言えば、徳川家ゆかりの寺として有名。
将軍たちのお墓があることでも知られていますが、
本来は1393年創建、関東における浄土宗の重要な拠点として栄えてきたお寺です。
室町時代、太田道灌が開催した歌合せに、増上寺3世が出席したことが資料にも書かれており(「武州江戸歌合」)
最初は麹町にあったものが、家康入府以後、現在の芝に移転して、江戸の重要な寺院となったとのこと。
ざ~っと見れば、すぐ終わってしまいそうな展示物1点1点にも、
それぞれ深い意味があるんだ・・・と、改めて感心しました。
写真の燈籠は、台徳院(2代将軍秀忠)の霊廟に奉納されたもので、
燈籠と言えば石灯籠が多い中、銅製というのは当時でも珍しいもの。
現在まで残っているのは、本当に少ないそうです。
継ぎ目部分や葵の紋にも金箔があり、高価なものだったことがわかります。
(かなり重いそうです)
他にも、お江(崇源院)のものと伝えられている“ハスの花の中に安置されている阿弥陀如来立像”だとか
千姫が書かせたお経(書いたのは千姫の孫娘?だったかな)だとか
秀忠の鎧兜や、増上寺の高いところに設置されて普段は見られない四天王立像4体だとか。。。。。。
増上寺が所蔵している重要文化財も展示されていて、
解説入りで眺めると、なかなか見ごたえがあるものでした。
増上寺のすぐ隣に、2代将軍秀忠とその妻お江の霊廟があったそうですが(写真で見ると、かなり立派なもの)
残念ながら空襲で焼けてしまいました。
そのまま残っていれば、日光東照宮のような重要文化財クラスのものが、都内にもあったってことですね。
江戸東京博物館のミュージアム・トークは、毎週金曜日の夕方に開催されています。
学芸員による展示解説で、入館料を払って中に入れば、解説は無料で聞くことができます。
何でもない展示が、いきなり意味のあるものに変わってしまうので、
好きなテーマの時には、おすすめです。
次回の予定はこちら
ボケボケ写真ですが。。。。。
江戸東京博物館でやっていた1日限りのイベント。
花キューピット東京 フラワーデザインコンテスト
1年に1回ジャパンカップ・フラワーデザイン競技会が開催されるそうで、
その東京ブロックに出場するための選抜予選会なんだとか。
専門知識があるわけではないので、作品の品評はできませんが、
簡単なアンケートで、好きな作品をいくつか選んできました。
で、もらったのが写真のフラワーバルーンとカーネーション1輪
。
カーネーションも昨今はピンキリですが、こちらは、さすが花キューピット。
大輪のしっかりしたカーネーションでした。
無料なのに、全員にプレゼントなんて、太っ腹!
作品は確かに素晴らしいものでしたが、これって、どこに展示するかでかなり評価が分かれる気がします。
高さも2m近くあるものや、作品の中に魚が泳いでいたり、安定の悪そうなものだったり。
ホテルや広い展示場でないと、その良さは発揮できない。。。。。
オバサン感覚では、何が素晴らしいのかよくわからず。
ま、普段お目にかかれないような作品ばかりだったので、興味深いといえば興味深い。
来場者抽選会で、1等をゲット。
花キューピットに参加している花屋さんで使える500円分のチケット。
ちょっとした日常の花は買える金額なので、それはちょっと嬉しいプレゼントです。
台東区鳥越神社の近くの商店街です。
おかず横丁と名付けられてますが、有名な谷中のそれとは違ってて。
道路は舗装されて、きれいになっているんですが、
買い物客がいるわけじゃなく、観光客がいるわけじゃなく。。。。
定休日なのか、すでに閉店しているのかわからないような店舗。
BGMは、聴いたこともないような演歌。
なんとも昭和の香りただよう商店街です。
通りかかった鳥越神社。
オットは前にも来たというけれど、私はさっぱり覚えてなくて。。。。。
バチアタリですねぇ。