HARD HEAD

旅行 社寺

さきたま史蹟の博物館見学

2013-08-06 16:03:17 | 日記
 2013.08.03 さきたま古墳群にある、埼玉県立さきたま史蹟の博物館を見学して来ました。



  埼玉古墳群と武蔵の古墳





  同上拡大

  稲荷山古墳の国宝





  画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)

     稲荷山古墳と同じ鏡の分布 古墳時代半ば過ぎの地方豪族と中央との関係を示し、

     関東、中部、九州の豪族がヤマト王権から与えられたと思われる。(パンフレット抜粋)



  金錯銘鉄剣(稲荷山古墳の国宝)表



  同上 裏



  金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん) 鉄剣に刻まれた115文字は「(わたくし)ヲワケの先祖は、代々

       杖刀人首(親衛隊長)を務めてきた。わたくしはワカタケル大王(雄略天皇)に仕え、

       天下を治めるのを補佐した。そこで辛亥の年(471)7月に、このすばらしい刀剣に

       これまでの輝かしい功績を刻んで記念とする」と記されています。この銘文は、

       我が国古代国家の成立を読み解く、貴重なてがかりとなります。(パンフレットより)

       私が仕えたワカタケル大王の名が、九州の熊本の江田船山古墳から出土した鉄刀にも

       刻まれていた。つまり、現在の関東地方から九州にかけて、ヤマト王権の影響下に
       
       あったと言えるでしょう。(パンフレットより)





  竜文透彫帯金具(稲荷山古墳の国宝) 礫槨に葬られた人物は、耳に細い銀のイヤリングをして、

       首にはヒスイの勾玉を下げ、腰には鈴つきの金銅製の帯金具で飾られた布ベルトを

       つけていました。(パンフレット抜粋)



  環鈴(稲荷山古墳の国宝、馬具)。

  以下 さきたま古墳群の埴輪



  冑を被った武人埴輪と入母屋つくりの家埴輪





  円筒埴輪と朝顔形円筒埴輪



  盾を持つ男性埴輪、短甲を着けた武人埴輪、捧げ物をする女性埴輪、琴を弾く男子埴輪。



  将軍山古墳展示館 



  同上 横穴式石室展示 石材は120kmも離れた千葉県富津市の海岸で採取された「房州石」で

             天井石は荒川上流の緑泥片岩が使われている。(パンフレットより)



  同上 当時の馬装



  将軍山古墳の副葬品 鞍橋(くらばね)他。



  同上 馬型埴輪、馬鈴他。



  瓦塚古墳の形象埴輪 農夫埴輪、水鳥埴輪、動物埴輪犬。



  埼玉県名の発祥の地記念碑 

     古代のロマンに吸い込まれたひとときでした。






さきたま古墳群 散策

2013-08-06 10:40:41 | 日記
 2013.08.03 さきたま古墳群は、国宝「金錯銘鉄剣」が出土した「稲荷山古墳」や日本一の規模を誇る

       円墳の「丸墓山古墳」などの5世紀後半から7世紀始めごろまでに造られた9基の大型古墳

       が集中する東日本最大の古墳群で国の史跡に指定されています。



  案内図







  丸墓山古墳



  丸墓山古墳より眺めた稲荷山古墳(左)と将軍山古墳(右)



  古墳配置







  稲荷山古墳



  礫槨(れきかく)の埋葬の様子



  粘土槨 と稲荷山古墳には2基の埋葬が墳頂にあった。



  稲荷山古墳の埋葬施設



  稲荷山古墳 墳頂より前方部を見る。右には丸墓山古墳も見える。



  同上より将軍山古墳を眺める。右には二子山古墳が見える。







  将軍山古墳







  二子山古墳



  愛宕山古墳 前方後円墳 全長53m、6世紀前半に造られたと考えられる。墳丘に石仏がある。





  瓦塚古墳 前方後円墳 全長73m、6世紀前半頃に造られたと考えられる。発掘調査で多くの

       埴輪や土器などの遺物が出土している。(パンフレットより)

       暑さも厳しいので、残りの3基の古墳は割愛し、さきたま史蹟の博物館を見学する。