おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

都立中高一貫校の未来へ

2008-01-20 00:06:09 | つぶやき
またまた反論します

「テニスコートが1面しかない」「体育館が1つ」「校庭が狭い」・・・それは都立中高一貫校の問題ではなく、両国高校の問題ですよね。都立中高一貫校でも広い敷地を持っている学校もありますし、
◎そういう両国に中高一貫校をやらせるなら、それなりの施設・設備を、学校の要望に応じて対応すべきです。しかし、聞くところでは、都教委は聞く耳を持たなかったようです。

逆に都心の私立中高一貫校ですと、テニスコートどころか校庭がないという学校すら少なくありません。体育館が2つあれば問題がないのですか?テニスコートが2面あれば大丈夫なのですか?と問いたくなります。
◎そういう私立もあるのだから、我慢しろというのはおかしくありませんか?

「困難校は大変だから異動したい」というより「現在の環境では力が発揮できないので、発揮できる環境に異動したい」という理由が強いと思います。プレジデントファミリーという雑誌の11月号に、全国の授業の達人ということで10名ほど紹介されており、うち2名が区立中学の教員ですが、現在は2名とも都立中高一貫校へ移っています。
◎「プレジデント・・」という雑誌のいい加減さを、ご存じない方ですね。
 その方が、どのような実績をあげているかの追跡調査は、お済みですか?
 また、仮にそういう方でも、いずれはまた区立中学に異動せざるをえない、という今の人事異動体制に、問題があるのです。 

都立桜修館中では、英語の教科書は難関私立中学で人気のある検定外教科書「プログレス」を使用しています。数学はすべての都立中高一貫校で検定外教科書。学校オリジナルの教科書を作っている都立中高一貫校もあります。都立中高一貫校では検定教科書は買いますが(義務教育なので「もらう」が正しいですが)、実際は使っていない教科が多いのです。ホームページに使用検定教科書が載っていても、それは「タテマエ」です。
◎副読本(副教材)と検定教科書をごちゃ混ぜにしています。そういう意味での教材なら、区立中でも使っています。さらに、それほど熱心にやっているという桜修館では、実は、思ったような(意図したような)成果があがっていないのでは?
 使っていない教科書の一例が、扶桑社の例の教科書なら、当然ですが。

今のところ都立中高一貫校のカリキュラムのスピードは私立と同じです。最も速いのは区立九段です。
◎単純すぎます、早ければいいというのは。最速で最速の落ちこぼれを生んでは、身も蓋もありません。九段では、「どうせこのままでも高校へ行けるんだから」とすでに生活面で問題のある子どもいるようです。学業は勿論真面目にはやっていません。

クレームなんてきません。何故ならば、都立中高一貫校だけでなく、全国ほとんどの公立中高一貫校が先取り教育を行っているからです。公立中高一貫校が何故人気かといえば、私立のように先取り教育が可能だからです。公立中高一貫校は、合法的に(?)先取り教育が認められています。
◎「合法的(?)」といわざるをえないところに、痛し痒しの状態が。 

和田中学のような先進的な取り組みに期待したいですね。
◎和田中藤原校長の、塾タイアップ路線には大反対です。

これも同意です。石原知事が一時期言っていましたが、どうなってしまったんでしょうね…。
◎ぜひ実現したいものです。

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3 コメント

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反論 (反論)
2008-01-20 01:35:16
◎そういう両国に中高一貫校をやらせるなら、それなりの施設・設備を、学校の要望に応じて対応すべきです。しかし、聞くところでは、都教委は聞く耳を持たなかったようです。そういう私立もあるのだから、我慢しろというのはおかしくありませんか?

「我慢しろ」なんて誰も言いません。せっかく高校は学区が撤廃し、附属中学も全域から受けられるのだから、両国に入りたいと思った人だけが入学すればいいのです。先ほど書いたように、私立中高一貫校でもっと狭い学校はいくらでもあるので、まったく問題ではありません。嫌なら入らなければいいだけです。

◎「プレジデント・・」という雑誌のいい加減さを、ご存じない方ですね。
 その方が、どのような実績をあげているかの追跡調査は、お済みですか?
 また、仮にそういう方でも、いずれはまた区立中学に異動せざるをえない、という今の人事異動体制に、問題があるのです。 

もちろん、いい加減さも知っています。近年の中学受験ブームに乗じて発刊した雑誌ですし、執筆者も素人が大半でしょう。ただ、全てがいい加減ではありません。あの記事はいい加減ではないでしょう。

◎副読本(副教材)と検定教科書をごちゃ混ぜにしています。そういう意味での教材なら、区立中でも使っています。さらに、それほど熱心にやっているという桜修館では、実は、思ったような(意図したような)成果があがっていないのでは?使っていない教科書の一例が、扶桑社の例の教科書なら、当然ですが。

桜修館で使っている検定外教科書「プログレス」は、表向きは副読本ですが、実際は教科書として使用しています。私立中高一貫校もすべて同じです。義務教育ですから、一応は検定教科書が配られますが、実際は検定外教科書を使う場合が大半です。副読本と教科書をごっちゃにはしていません。区立中学では副読本としての教材は使っても、検定外教科書としての教材は使いません。成果が上がっているかどうかの実績が出るのは数年後ですね 。

◎単純すぎます、早ければいいというのは。最速で最速の落ちこぼれを生んでは、身も蓋もありません。九段では、「どうせこのままでも高校へ行けるんだから」とすでに生活面で問題のある子どもいるようです。学業は勿論真面目にはやっていません。

その通りです。早ければいいってもんではありません。それは私立でも都立でも同じです。都立中高一貫校では、私立中学を参考にして中だるみ対策はしています。「どうせこのままでも高校へ行けるんだから」という生徒は、都立中高一貫校だけに特有の生徒ですか?私立中高一貫校を見れば、そのような生徒は腐るほどいます。それは、都立私立に関係なく出てしまう中高一貫校のデメリットです。

◎「合法的(?)」といわざるをえないところに、痛し痒しの状態が。 
では(?)を消します。合法的に先取りが認められています。先取り教育はまったく問題ありません。

◎和田中藤原校長の、塾タイアップ路線には大反対です。
自分は大賛成です。
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反論 (反論)
2008-01-20 01:39:56
>今から十数年以上の前、都立白鴎高校の御厨校長が都教委に「ぜひ中高一貫校へ」との進言をしました。その時の都教委は、けんもほろろ、全く相手にもしませんでした。

それは知りませんでした。

>そして、その後、白鴎は文科・理科のコース制が導入されました。その苦労の道は、校長も教師も生徒も保護者も味わっています。

コース制は終わってみれば失敗でしたね。導入当初は斬新さもあったようですが。

>白鴎高校には「鴎友学園」という私立が身近にあるのです。おそらくその御厨さんの先見の明ともいうべき提案が採用されていたなら、もっと早く公立校の改革、高校改革がなされたと思っています。時遅し!かもしれませんが、何とか都立中高一貫校の発展を考えたいものです。

日比谷高校と駒場東邦もそうですが、白鴎高校は鴎友学園に負けない学校を作ってもらいたいものです。
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終わってみれば (おやじ)
2008-01-20 06:37:42
失敗でしたね。なんていうことになってほしくないから、現状と近未来を批判しつつ、あれこれ「提案」しているつもりです。
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