3月31日(木)。穏やかな日差しのもと、「碓氷峠」越えに出かけました。在来線を乗り継いで「横川」駅に着いたのが午前9時15分。前回、「アプトの道」を歩いたついでに「坂本」宿を通ったので、タクシーでもいれば坂本宿の「上木戸」まで乗って、との目算が見事はずれ、結局、「坂本」宿まで歩くことに。
その分、前回撮り損ねたところを写真におさめることが出来てそれはそれでよかった!
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「横川」駅から「碓氷峠鉄道文化村」まで伸びる線路(廃線)。
「文化村」の中では電気機関車が走っています。「横川駅」がかつての賑わっていた時代を彷彿とさせます。
宿内のようす。静かなたたずまい。
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(10:19)「旧18号」が右にカーブするところで正面の道へ。
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今度は右の道へ。「安政遠足(注:今で言うマラソン)」の看板が目印。
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(10:30)「タンク」脇の崖沿いに進み、右にある朽ちた階段を上ると、「旧18号」と合流します。道路の向こうに東屋風の建物。そこから山道を登っていくことになります。
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ここから「碓氷峠」の見晴らし茶屋まで。約3時間半。1名、中年の女性が早足で追い抜いていきました(実に健脚、マラソンの練習? )が、声を掛ける暇もなく、・・・。それ以外、誰にも会わず、でした。
東海道の「鈴鹿峠」のときとほぼ同じ状況。途中でくたばったらどうしよう、熊に出会ったら、・・・。鳥のさえずりと木々のふれあう音と、妙義山などの周囲の山の景色と、心地よい風が頼りの山道です。
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堂峰の見晴しのよい場所(坂本宿に向かって左側)の石垣の上に番所を構え、中山道をはさんで定附同心の住宅が二軒あった。関門は両方の谷がせまっている場所をさらに掘り切って道幅だけとした場所に設置された。現在でも門の土台石やその地形が石垣と共に残されている。
「安政遠足」の立て札。
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「刎石山」の名の如くがれきの続く急な坂。
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写真を撮る間のなくどんどん登る。
右手、目の下にはゴルフ場が広がる。
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しばらく行くと、「柱状節理」の解説板。
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火成岩の冷却固結するとき、亀裂を生じ自然に四角または六角の柱状に割れたものである。
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刎石坂には多くの石造物があって、碓氷峠で一番の難所である。むかし芭蕉句碑もここにあったが、いまは坂本宿の上木戸に移されている。南無阿弥陀仏の碑、大日尊、馬頭観世音がある。ここを下った曲がり角に刎石溶岩の節理がよくわかる場所がある。
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十返舎一九が「たび人の身をこにはたくなんじょみち、石のうすいのとうげなりとて」と・・・
その険阻な道は刎石坂である。刎石坂を登りつめたところに、この板碑のような地蔵があって旅人の安全を見つめていると ともに、幼児のすこやかな成長を見守っている。
けっこうきつい上り坂。
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(11:12) 回り込んだところが「覗(のぞき)」。坂本宿が眼下に一望できる。目の下に旧18号が一直線に。その道沿いに整然と並ぶ町並み。逆光気味なのと木々が生い茂っていて、坂本宿をうまく撮れません。
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覗 坂本宿を見下ろせる場所で、山梨の老木がある。一茶は「坂本や袂の下の夕ひばり」と詠んだ。
すばらしい景観にしばし休憩。
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