おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

某氏へ一言

2006-01-27 23:32:56 | つぶやき
 Pさん。お久しぶりです。思いがけず、あなたのお元気なようすを新聞で拝見しました。まさか区立のQ高校の校長センセイになっている、とは思いも寄りませんでした。そして、今年の春からは付属中学校の校長先生にもなられるとのこと、本当にご苦労様です。
 小生が若い頃、お目にかかったことがありましたが、あなたはもうすっかり忘れたことでしょう。その頃には、都立高校の教員として、すでに活躍されていましたね。何だか木訥で、ある意味、若者らしい正義感の持ち主であったような記憶があります。一本気なところもあったような・・・。教職員組合の青年部として運動していました、あなたは。そのころは、まさに青年教師という感じでしたね。ある政党のシンパだったような印象がありましたが、その後はどうしたのでしょうか。
 その後、だいぶ経ってから、どこかの校長先生になられたことを人づてに聞きました。若くしてエリートコースにのったのだなあ、と思いました。そのころから東京都の教育も、「改革」ばやりになって、イシハラさんが知事になって、ますますそれが激しくなってきて・・・。あなたもその「改革」路線の一翼を担って活躍されたのでしょう。
 本庁の役人になって、「日の丸」だの「君が代」などの義務化をめぐって、学校現場が揺れ動き始めた頃、その執行する側の先頭に立って、通達やら処分やらを連発しはじめた、あなた。それとても、もともと上意下達の組織ですからやむを得なかったのかも知れません。それでも、学校のやっていることにあれこれ規制し、何かことが起こると、すぐに報告を求め、改善策を通知し、とその指導の中心にいたような気がします。
 よかれと思っての指示・通達。それが、それほど経たないうちに変更修正されなど、思い付き行政の典型みたいなやり方は、いつから覚え、誰に教わったのでしょうか。そして今度は、区立高校の校長先生になられた。
 この区立Q高校・中学は鳴り物入りで、区が中高一貫校として開校した学校。M大学のRさんがスーパーアドバイザーとして関わってきたはずですが、どういういきさつかその立場から降りられて、いったいどうなるかっていう時に、校長先生になられた。まったくご苦労様です。
 でも、これまでご自身が、都の役人としてされてきた事との整合性は、いったいどうなのでしょうか。新聞によれば、「今まで規制してきた側だったが、今度は区立ということで自由にできる」と発言されているようです。区長は、Q中高校をこれまでの公立ではできなかった、大胆な受験シフト教育を行っていくのだと宣伝しています。土曜日の授業・予備校との連携など進学実績をあげるためにはなりふりかまわずといったところでしょう。
 そうした中で、Pさんは、その校長先生として「進学体制の充実をどんどん進めて、有名大学進学率を上げていく決意」を披瀝しています。これまで、あなたの通知によって、上からあれはダメ、これはダメ、と締め付けられる一方だった都立高校では、あなたの豹変ぶりにあきれかえっている、と友人から聞きました。
 「頼まれマダム」如き「頼まれ校長センセイ」として学校経営を行っていくのでしょうが、いずれにしても、お体に気をつけて(体力だけには自信がおありのようですが)後ろから、前から、横からも足元をすくわれないよう、お気をつけて頑張って下さい。
コメント
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