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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島中学校校歌

2012年05月22日 | 百伝。
50歳半ばを過ぎても、百島中学校の校歌を、時々、口ずさむことがあります。

それは、それは・・素晴らしい校歌です。

どうして?・・なぜ?・・という疑問符が湧いてくるぐらいに、素晴らしいメロディラインです。

讃美歌か・・鎮魂歌か・・と思えるぐらいに旋律が、力強いのです。

作詞は、広島県福山市出身の全国的にも著名だった詩人の木下夕爾(1914~1965)。

この方は、戦後、地元広島県の多くの学校校歌の作詞も手掛けておられます。

そのせいか・・♪みかんの花の丘越えて・・等々、似たり寄ったりのフレーズを使った歌詞を多く作られています。

それでも、よいものは・・好い作詞です。

作曲は、岡本敏明(明治40年(1907年)3月19日 - 昭和52年(1977年)10月21日)。

昭和時代に活躍した日本の作曲家です。

素晴らしい音楽家です。

おそらく、尾道市内の他中学校の校歌にも、木下夕爾、岡本敏明のご両人によって作られたものがあるものと考えます。

それでも・・よいものは、好いです。

全国の学校の作曲を手掛けております。

長野県御代田町立小沼小学校校歌。山口県岩国市立川下中学校校歌。横浜市立山内小学校校歌。横浜市立新石川小学校校歌。新潟県加茂市立若宮中学校校歌。東京都立川市立第九小学校校歌。東京都調布市立深大寺小学校校歌。松本市立奈川小中学校校歌。愛媛県立新居浜西高等学校校歌。岡山県立玉島高校校歌。横浜市立老松中学校校歌。玉川学園校歌。カエルの合唱。どじょっこふなっこ(1936年)。北海道釧路湖陵高等学校定時制校歌。
東京都立大塚ろう学校校歌。横浜市立下永谷小学校校歌・・ウィキペディアより・・。

個人的には、調布に暮らしていた頃、思い入れの強かった深大寺小学校の校歌まで作曲しているのにも驚かされました!

岡本敏明先生は、玉川学園、国立音楽大の創立にも参加、教鞭に立ち、讃美歌も作り、日本基督教団の聖歌隊の指導者であり、東京YMCAの初代指揮者でもあったようです。

どこも、似たような旋律かな??

それでも・・どうして?・・なぜ?・・の疑問が解けました。

どうして、百島中学校の校歌が、あれほど格調高いものかという理由も解ります。

百島の子供たちに、校歌という大きな希望を残して頂いたものです。感謝。

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百島中学校校歌 作詞:木下夕爾 作曲:岡本敏明

1.
朝の日燃える 海はるか
相呼ぶは 瀬戸の島山
潮かおる 窓のほとりに
われら 今日を 惜しみなく
力をこぞる
眉上げて のぞみあふれて
百島の 健児よ われら

2.
みかんの花の 丘越えて
(以下省略)

3.
十文字山 雲白く
宮の森 みどりゆたかに
空と海 照り合うところ
われら かくも 結び行く
心のまこと
眉上げて ひかりあふれて
百島の 健児よ われら

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百島小学校校歌 作詞:高田仁 作曲:秋吉宋鎮

1・
やさしい山の 十文字
ゆるがぬ島ね  ふみしめて
正しく 強く 育ちゆく
よい子ばかりの  百島校

2.
まぶしく光る  瀬戸の海
世界の海に  船出して
迷わぬ道を  学びゆく
よい子ばかりの  百島校

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