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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

シェルター。

2021年07月07日 | 空木宝剣

西日本豪雨災害から3年目。

熱海土砂災害から4日。

目を疑うような映像が、テレビに流される。

富士山のお膝元、伊豆半島の付け根。

伊豆山の土砂崩れが、熱海の海岸まで達した。

鬱屈としたコロナ禍での大災害。

泣きっ面に蜂とは、この事だ。

山が泣くときゃ水が出る。

海が泣くときゃ津波が襲う。

空が泣くときゃ雨になる。

朝ドラのモネではないが、山も海も空も人も繋がっている。

その中で一番弱いのが人間。

昭和2年、西暦1927年7月24日。

1929年の世界恐慌、その後の第二次大戦を予感してか?

芥川龍之介は、「ぼんやりとした不安」の中で自殺した。

令和3年、西暦2021年年の7月の今月今夜も、やはり、コロナ禍とその後の不安で、およそ100年前と同様の、ぼんやりとした世情だろうか❔

雨にも負けず、風にも負けず、晴耕雨読の宮沢賢治(1896~1933昭和8年)も、ほぼ同時代の短命だった。

それより、一世紀後の未来人である我々は、芥川や宮沢のそれと違い、人間100年時代。

不安を、戦争で肩代わりするのでなく、「平和」という触媒のもとに、はっきりとした安心に変化させ、安全な世界を構築しなければならない。

心にシェルター、体にもシェルター、家にも車にも、全ての場所にシェルターが欲しい、令和のこの頃です。

海と山に囲まれた広島の風景。

黄金山より安佐南区方面。

東区方面。

海田 安芸区方面。