西日本豪雨災害から3年目。
熱海土砂災害から4日。
目を疑うような映像が、テレビに流される。
富士山のお膝元、伊豆半島の付け根。
伊豆山の土砂崩れが、熱海の海岸まで達した。
鬱屈としたコロナ禍での大災害。
泣きっ面に蜂とは、この事だ。
山が泣くときゃ水が出る。
海が泣くときゃ津波が襲う。
空が泣くときゃ雨になる。
朝ドラのモネではないが、山も海も空も人も繋がっている。
その中で一番弱いのが人間。
昭和2年、西暦1927年7月24日。
1929年の世界恐慌、その後の第二次大戦を予感してか?
芥川龍之介は、「ぼんやりとした不安」の中で自殺した。
令和3年、西暦2021年年の7月の今月今夜も、やはり、コロナ禍とその後の不安で、およそ100年前と同様の、ぼんやりとした世情だろうか❔
雨にも負けず、風にも負けず、晴耕雨読の宮沢賢治(1896~1933昭和8年)も、ほぼ同時代の短命だった。
それより、一世紀後の未来人である我々は、芥川や宮沢のそれと違い、人間100年時代。
不安を、戦争で肩代わりするのでなく、「平和」という触媒のもとに、はっきりとした安心に変化させ、安全な世界を構築しなければならない。
心にシェルター、体にもシェルター、家にも車にも、全ての場所にシェルターが欲しい、令和のこの頃です。
海と山に囲まれた広島の風景。
黄金山より安佐南区方面。
東区方面。
海田 安芸区方面。