百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

夫婦松。

2021年03月19日 | 空木宝剣

千光寺へのロープウェイ乗り場近くにある時宗の慈願寺には、赤松と黒松の絡まった夫婦松。

尾道市の長江や久保界隈には、転校生の小袖天満宮やお寺がいっぱい。

昨年4月10日に大林監督82才で亡くなった。

母より約10才若い。

母はアンネフランクと同じ1929年生まれ。

大林監督には、もっとお寺を舞台の映画を作ってもらって、あの世とこの世、亡くなった人たちと生きている人間との通信場所としての文学を成立させて欲しかったと、臨終間際の母親を目の当たりにして、先に逝っている父からの声が届いた。

「笑って見送りゃ、ええんよ」

夫婦松・・・百島の実家にあった理想の夫、理想の妻。

これまた、ジェンダー不平等になるのかな?

あの夫婦松に訊きたい。