百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ユートピアへの定期券。

2019年10月28日 | 千伝。

働く人がいてこそ、安心する社会、支えあう社会、これこそが、パラダイス、ユートピア社会です。

しかし、その社会生活のなかで、雇用関係、賃金、地域、国家、権力、福祉の格差、差別が起こるから、心にも天国と地獄が生じるのでしょう。

働くことが過労、生きることが不安、そんな社会生活は、脱出しないとね❗

今の時代、子供、未成年の自殺が増えているとのこと、明日が見えないとのこと。

昔、発達障害という言葉が無かった子供時代、「頑張れ」とか、そんな励ましの言葉が、明日へ続く安心感、希望、期待感でした。

今は、励ましの言葉よりも、「頑張ったね」とか、そんな癒しの言葉、慰めの言葉の方が大切になった社会現象、風潮があります。

 安心感よりも、リスク逃避の安全第一を優先する人権社会に変わったのでしょう。

安全という言葉が、安心感、満足度、幸福感をもたらす励まし、癒し、慰めの同義語となればと考えます。

敗者であろうが、何度も繰り返し挑戦できる社会。

そのような継続的に安心できる安全社会が、パラダイス、ユートピアへの入り口かもしれません。


天国へのパスポート。

2019年10月28日 | 千伝。

天国、極楽、浄土とは?・・・高齢者に尋ねます。

それは、どんな所かな?

「暑くもなく、寒くなく、三食出て来て、金にも困らない、喰うにも困らない、楽しいことばかりの所。」

そう、まるで、それが理想とする高齢者の介護施設内の生活です。

ところが、その要介護余生は、まだまだ続きがあります。

要介護者から患者という立場となれば、最終の終の住処は、病院です。

そこには、身体拘束という管理体制が含まれます。(その賛否、意見を先日のNHKのクローズアップ現代でも特集を組んでいましたが、何でも「人手不足」という理由を第一に掲げる社会風潮も怖いです。)

労働人口も増やし、年金財源も増やすという、年金受給年齢を75歳まで延長出来るという政府案、現実的です。

75歳まで働ける体力、精神力は、楽しめるかな?

そして、ほんとうの人生は、75歳からの余生が大事です。

元気な高齢者を目指しています。

でも、健康作りは、継続の努力、苦労が伴うものです。

懸垂吊り下がり器を買って参りました。

それを持ち帰る途中、お店の前にある僅かな段差でつまずいている高齢者を発見。

買い物袋を片手に、バランスを崩したようです。

買い物はバスが通らない不便な地域に暮らしているので、タクシーを利用しているとのこと。

高齢者の交通弱者です。

少なくても、高齢者の行動範囲に優しい生活コミュニティーバスが走っていれば善いのですが、そうなると、みんな街暮らしになります。

 

さて、最近、北陸地方と四国地方を結ぶ超マイナーな深夜バスの運行が始まり、地元では話題になっています。

北陸も四国も、仏様への信仰心厚い地域です。

関東や関西の大都市圏を飛び越しての地方交流が、よい方向に向かう明るい光となればと期待したいものです。

時々、長距離バスの旅に憧れます。

これも、元気、健康体力がないとね❗

流れる風景も速くもなく、高い席から、ゆったりと眺めることができます。

天国とか、極楽浄土とか、そこへ大勢で行きたいのならば、パス。