百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

三浦綾子 (1922ー1999)

2019年10月03日 | 空木宝剣

もみじ狩り 安芸の宮島 厳島



驚いた、何日か前のラジオ深夜便で、三浦綾子の「貝殻」を聞いたが、その内容と同様の事が、関西電力と福井県高浜町の元助役との間で起こり、贈収賄問題として世間を騒がしている。

菓子箱に金塊。

キックバック、賄賂、談合等の因習が、おもてなし文化の裏と表。

本音とたてまえ。

「お世話になったり、教えを乞うに、手ぶらで訪ねるものがあるものか」 忠臣蔵は、吉良上野介と浅野内匠守 以来のテーマだった。

粋な黒塀の中の、高級官吏の家。

それが金権の巣窟、伏魔殿だったとは。

知恵遅れのやっさんが教える。

「足るを知り、余りは断る」

様々な誘惑を断るに勇気は要らない。

余分なものは邪魔になる。

奢れるものは久しからずと。