映画「ペンタゴン・ペーパーズ 邦題:最高機密文書」を鑑賞。
ベトナム戦争を描いた映画と言えば、「プラトーン」「ディアハンター」「グッドモーニング・ベトナム」「地獄の黙示録」等々の映画を思い出しますが、この映画は、ベトナム戦争に関わるアメリカ政府、歴代大統領のウソを記録した国防総省の機密文書に対して、「報道の自由と制約」の葛藤を描いた映画でした。
情報漏洩による国家の安全保障への脅威、国家権力の保身、国民の知る自由、民主主義、報道の在り方について考えさせられます。
子供の頃、ベトナム戦争というイメージは、アメリカが正義のために戦っているという感覚でした。
当時、百島でも、南ベトナムへ向かう輸出船に乗っている方は、給料が多いという話を子供時分に聞いた記憶が残っています。
「お父ちゃんもベトナムに行けばいいのに」と、子供心に無邪気で言ったかもしれません。
親になった今、子供に「戦場に行けばいいのに」とは言えません。
自分の価値観は、親から受け継いだもの? 自分で創り出したもの?
いずれにせよ、それを大切にする・・信念を曲げる必要もありません。
今の日本は、平和の中の見えない戦争というストレス社会なのかもしれません。
昼食後、五月の勤務表作りに専念。
窓外の風景を眺めながら、子供の頃を思い出していました。
「勤務日程表を作成をする時間」よりは、子供の頃に、海藻やら山草やら薬草の種類を学んでいたら、もっと楽しい余生を過ごせたのかなぁ?
百島では、学ぶチャンスが多くあったはず・・・後悔しています。
昨日のニュース・・新潟県知事の辞職、財務省トップの事務次官の辞職。
勤務表を遠目で眺めながら、どこの地域も企業も職場も、パワハラ、セクハラ等で揉めているのかなぁ?
報道の制限制約、その社会的公益性、情報源、取材方法は、誰のため?
耳も鼻も、心臓も大動脈も患う高齢者になった今、大きな目標よりも、手の届く情報、手の届きそうな夢から始めればよいのでしょう。
マラソンは無理でも、いつまでも、百メートルを走れる余力を残しておきたいものです。
今宵は、三日月が輝いています。