百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

心は猿。

2013年03月14日 | 百伝。
今週末、京都へ・・その準備でテキストを読んでいると「心は猿」という言葉と出会いました。

猿が、木の枝から次の枝まで飛び移る、ぶらさがったり、落ちそうになったり・・その様を「心の動き」だと法然は言います。

心が鯨や象ならば、重すぎる。

心が星ならば、きれいすぎる。

心が立派ならば、窮屈すぎる。

法然は、心が猿ならば・・不安や動揺や乱れる心も軽くなる・・。

逆立ちも、宙返りも出来るほどの丁度良い念仏を唱えたのかもしれません。

テキストを読んでいると、そこに書かれてあるフロイトやユングなどが出現して、現代人の心は、どんどん大きく広くなって重要な世界になりました。

現代人の心は、重すぎるのかもしれません。

法然(浄土宗)と親鸞(浄土真宗)の違い・・?

師匠の法然は、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

弟子の親鸞は、南無阿弥陀仏、報恩感謝。

「心は猿」・・いいなぁ。

南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経・・唱えれば、厄介な放射線物質も消えればいいのにね。