Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

餘慶寺(2011年12月24日参拝)

2012-01-01 | 中国三十三観音霊場
西大寺参拝後、近くにある中国三十三観音2番札所の餘慶寺へ。


所在地:岡山県瀬戸内市邑久町北島1187
宗派:天台宗
御本尊:千手観世音菩薩
創建:伝・天平勝宝元年(749年)
開基:伝・報恩大師
札所:中国三十三観音2番、山陽花の寺16番







駐車場に着くと素晴らしい展望が迎えてくれました。

白壁もいい雰囲気を演出してくれています。


【歴史】
天平勝宝元(749)年、報恩大師が開山、古くは「日待山日輪寺」と呼ばれていました。
東の山から昇る太陽を拝むのに適したところ、という意味です。
平安時代には慈覚大師がその名を本覚寺と改めました。
その後、近衛天皇の勅願所となり上寺山餘慶寺と改称。
武家の時代には赤松氏や宇喜多氏、池田氏らの尊崇と保護を得て大いに栄え、
往時の支院は7院13坊、このうち6院が現存しています。


【鐘楼】


嘉永3年(1850)に再建。

屋根瓦が贅沢に使用された立派な美しい造りです。
梵鐘は宇喜多秀家が九州から持ち帰り寄進したという言い伝えがあります。


【本堂】






重要文化財。

現在の餘慶寺本堂は永禄13年(1570)赤枝弥三衛門光国が一族を結集して寄進し、
入母屋造り・本瓦葺きで室町時代の特色をよく留めています。

聖観音菩薩立像と薬師如来坐像はともに国重文で平安時代前期の秀作。


【三重塔】




岡山県指定重要文化財建造物。

源平の争乱の頃消失したと言われていますが、
江戸末期になって本格的な木造三重塔の再興の気運が起こり、
西幸西の草井幸衛門が6年がかりで寄進をつのり、
文化12年(1815)に田淵市左衛門繁數を中心とした邑久大工の手により完成。


【地蔵堂】


昔の十王堂を平成元年に再建し本尊に地蔵菩薩を祀ることから地蔵堂に改名されています。
あわせて祀られている十王は地蔵菩薩の化身といわれ、
人の死後には忌日にそれぞれの王が裁き亡者を導くとされています。
生前に嘘をついた者の舌を引き抜くのは有名な閻魔大王です。


【鎮守社】


愛宕社と日吉社になります。

隣の薬師堂が修復工事されていました。


【御朱印】




【明王院】




持佛堂には御本尊の東向上品上生阿弥陀如来坐像を中心に脇佛として、
地蔵菩薩、十一面観世音菩薩、如意輪観世音菩薩等が安置されております。


【吉祥院】


山門。





客殿。




稲荷社。
本来は「農耕神」ですが仏教では胎蔵界曼荼羅の茶枳尼天)と結びつき、
ご神体を白狐としたことから稲荷=茶枳尼天=白狐の信仰がうまれました。




竜宮門。




法華塔。
嘉永3年(1850年)祐諦師によって建立。

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