Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

観音正寺(2012年6月8日参拝)

2012-07-11 | 西国三十三ヶ所
初めて訪れる観音正寺。

8号線を走り繖山の参道を車で走る。(有料)
所々狭い場所もあるので注意が必要です。

さすが西国さんでも難所のひとつである観音正寺だけあって、
歩いて登るのは本当に大変だと思う。

車も無い昔の時代の人々は改めて凄い。

篤い信心がないと西国の満願なんて絶対に無理だもの。



所在地:滋賀県近江八幡市安土町石寺2
宗派:天台宗系単立
御本尊:千手観音
創建:伝・推古天皇13年(605年)
開基:伝・聖徳太子
札所:西国三十三箇所32番


【歴史】
寺伝によると往古、聖徳太子がこの地に来臨された折節、
紫雲たなびくこのお山をご覧になって「これぞ霊山なり」とおぼしめし、
太子自らが千手観音の像を刻み、堂塔を建立されたのが当寺の縁起であるという。

以来、太子が近江国に創建された十二箇寺中の随一の寺院として湖東地方に勢威を振るってきた。
ところが応仁・文明の乱に際し近江国守護職・佐々木六角氏がこの山に居城を築いた為、
寺は兵乱に罹ったり山麓に移されたりするなど苦難の路を辿ることとなった。

その後、永禄十一年(1568)、織田信長により六角氏が滅ぼされた為、
慶長二年(1597)再び山上に堂塔が営まれることとなったが往時をしのぶべくもなかったようである。
古来、万事吉祥の縁結びの祈祷道場として老若男女の尊崇を集め四季を通じての景勝の名刹である。


【参道】






車を駐車場に停めて参道を歩く。

確か境内まで300段ぐらいだと思うがこれがしんどい。
ひとつひとつの石段の高さや形が違って歩き難いにもほどがある。(^^;

ハァハァ…しまくり。

運動不足の体にはこたえますわぁ。

施福寺の参道は大したこと無いと思ったが、
ここの参道は遥かにしんどかったです。


【鐘楼堂】


お寺関係の車でしょうか、
この境内に何台か停められていました。

多分、知る人ぞ知る道があるんでしょうね。


【仁王像】


山門を造る浄財が足りないからでしょうか、
山門はなく仁王像が仁王立ちしておりました。


【馬頭観音堂】



【弁財天】



【聖徳太子像】



【福授け】


大日如来とお地蔵さんが祀られていました。


【北向地蔵尊】




醤油や味噌等が造られる大きな樽に藁葺屋根が印象的な祠です。


【濡佛】


以前のものは第二次世界大戦時に供出されたそうで、
1983年に再建されたもの。


【風景】


ここでちょっとブレイク。


【白蛇大明神】





【大木】



【護摩堂】




こちらで御朱印をいただきます。

撮影禁止でした。


【本堂】




旧本堂は1993年の火災で重文の御本尊や人魚のミイラ共々灰燼に帰し、
現在の本堂は2004年に再建されたもの。

よりによって本堂が火災で失うとは何たること。

かつて我が家の横の家が火災で半焼し建物は全壊した過去がある。
隣の家の窓から激しく炎が暴れまくっていた時の光景は今も忘れられない。

幸いなことに我が家に燃え移らなかったけど、
あの時ほど恐怖を感じて生きた心地がしなかったことはない。

火災は全てを失うから本当に怖いよ。


内陣におわす御本尊はまだ新しく良い匂いがしておりました。
それもそのはず総白檀造りなんだから良い匂いもしますよ。

白檀の原木23トンをインドから輸入したというが、
インドは白檀の輸出を禁止しており、
御住職らがインドへ20回以上渡りインド政府と交渉して輸入したそうだ。


内陣及び御本尊は撮影禁止でした。


【石庭】




本堂の横には見る者を圧倒するように石が積みあげられていました。


【地蔵尊】





【魚濫観音】





【稲荷大神】


鳥居には正一位と明記されている。
格が高いようである。


【太子堂】







【水神舎】



【数珠玉】




去年一年間、御本尊が身に着けていた数珠のひとつが限定1000個で売っており、
値段が3000円と高くて悩んだけど購入しました。


【御朱印】