Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

鷲林寺(2011年5月7日参拝)

2011-06-06 | 仏閣
高野山真言宗の仏教寺院で西宮から神呪寺へ向かう途中にあります。
こちらのお寺も山奥にありますが、
近くには結構裕福そうな邸宅が並んでました。

以前、有馬温泉に行く途中で鷲林寺の看板を見て名前だけは知っていましたので、
今回寄ってみました。


833年淳和天皇の勅願寺として空海により開創。
御本尊:十一面観世音菩薩。




階段を見るだけで枯れた、いやもとい静かな感じがするお寺です。(^^;


【鐘楼堂】


鷲林寺は天正年間に起こった荒木村重の乱の時、
織田信長軍の兵火により諸堂塔がすべて焼け滅んでしまいました。
その時、鷲林寺に身を隠していたお姫様が兵士から身を守る為、
自ら鷲林寺境内にある弁天池に身を投じ自害されたと伝えています。
その後、姫の怨念が続き、悪いことばかりが起こったといいます。
その怨念を鎮めるために鐘楼堂の鐘を池に沈めたと伝え、
鷲林寺に鐘がない理由として伝承されていました。

檀家の発願で昭和61年7月27日に再建された鐘楼堂。
しかし平成17年1月17日に発生した阪神淡路大震災により倒壊。
不幸中の幸いとでもいうのでしょうか、
お堂は倒壊しましたが鐘が助かりすぐに鐘楼堂が再建され、
現在も参拝の方が撞かれております。(鷲林寺HPより)


私も有難くファイト一発!撞かせていただきました。
こちらの鐘もいい音でしたよ。


【四国八十八ヶ所霊場お砂踏み】



【本堂】




残念ながら法要が行われていたので堂内に入ることが出来ず、
弘法大師作と伝えられる御本尊十一面観世音菩薩像が近くで拝めませんでした。


【祈祷殿】




こちらも檀家さんの発願により平成14年に再建。
トイレも檀家さんにより新しくなっているように、
鷲林寺は熱心な檀家さんに支えられているようですね。(^^






弘法大師作と伝えられる鷲不動明王が真ん中に祀られていました。




向かって左に毘沙門天王。




向かって右に弁才天。

何故かプレ焼酎の兼八が奉納されてました。
めっちゃ飲みたかったです。(笑)


【多宝塔】




先代ご住職が死ぬまでに多宝塔を建立することが私の夢です、
という言葉を残したが念願叶うことなく先代ご住職は遷化。

その遺志を継いだ現住職は東奔西走し住職になって10年目の平成5年に
大勢の皆様のご協力・ご理解を得て無事に完成したそうです。

本当にこちらのお寺の檀家さんは信仰が厚いですね。

落慶法要の時は作家の藤本義一先生も来られたようです。


1階の中に入ってみましたが、
中は納骨堂でしたので金剛界大日如来・不動明王・愛染明王を拝んで
早々に外に出ました。

やっぱり他人様の骨壷がいっぱいあると怖いです。(^^;

もしこちらの多宝塔に行かれる際は中に入るのは避けた方がよろしいかと。


【子安地蔵と稲荷神社】



【若宮神社】



【石造七重塔 伝武田信玄公墓】


見逃しそうになる場所に石造七重塔がある。
武田信玄公墓という。

なんで武田信玄が?という疑問が。

寺伝によると信玄公が僧侶になるため得度をし、
その頭髪を埋めたという伝説があるそうです。

真偽はともかく、
戦国時代の武将では信玄が一番好きなんでしっかりと拝んでおきました。

NHKの大河は全て見てません(途中で挫折)けど、
中井貴一氏の武田信玄を越える大河はないですね。

あ、あくまで個人的主観なんで苦情は受け付けません。(笑)


【御朱印】


ご住職が法要中でしたので書置きをいただきました。