Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

八坂庚申堂(2011年5月6日参拝)

2011-06-02 | 仏閣
八坂の塔を少し下ると小さな八坂庚申堂がある。
ほんとすぐそばにあります。


大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つ。

庚申とは干支、すなわち庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、
この夜に人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が、
寝ている間に体から抜け出して天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く。
天帝は寿命を司る神であるから悪いことをした人に罰として寿命を縮める。
ところが三尸の虫は人間が寝ている間にしか体から抜け出ることができないので、
庚申日には虫が体を抜け出さないよう徹夜をする庚申待ちの風習があった。
青面金剛はこの三尸の虫を食べてしまうので、
いつのころからか庚申の日には青面金剛を拝むようになり
庚申=青面金剛となった。
またこの日に寝ずに一心に願い続ければどんな願いもかなうとされている。


【山門】



【賓頭盧尊者堂】


沢山の「くくり猿」がぶら下げられている。


【くくり猿】


くくり猿はお猿さんが手足をくくられて動けない姿を表わしています。
お猿さんは人間に近い動物といわれていますが、
所詮は動物、欲のままに行動します。 
この姿を人間の中にある欲望に喩えてあり、
人間の中にある「欲望」が動かないように、
庚申さんによってくくりつけられているのです。(HPより)


境内で一つ500円で売られておりますので、
願い事がある方はどうぞ。


【庚申堂】


1679年再建。

お堂にはびっしりとくくり猿がぶら下がっていましたね。


【青面金剛】


御本尊の御前立と庚申さんのお使いの見ざる・聞かざる・言わざるの三猿。


【御朱印】