まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

ワン・ストップ サービス

2007年06月15日 | Weblog
「ワン・ストップ サービス」
この言葉は自治体で最近よく使われている言葉です。
言葉だけをとらえるとすごく格好よく聞こえるのですが、
実際にそこだけ、そこの部署だけで終わることはなく、本来問い合わせ等をする課などに行くことが多い。
このサービス(ワン・ストップ サービス)は市長の公約(市民協働・福祉等)の一つであり、なので多額のお金(千万単位)をかけ、サービス専用のスペースを新たに設置(天井・壁・コーナー・カウンター・什器等)した。
そして、そのためにお金とともに関係部署から10人近くもの人(職員)をそこに集めた。
ここまではいいとする。いい意味でお金をかけ、住民サービスを充実させることができるなら、という条件のもとでならだ。
ところが、他の部署(複数の部署)で問題が発生したというのだ。ワン・ストップ サービスのところに異動させて少なくなった部署になんと異動した人数を他の部署から持っていったのだ。つまり、ワンストップサービス+そこへ職員を出した部署以外の部署に問題が起きたのだ。
ただでさえ、市民協働・福祉・納税等の部署に以上とも思える人数を配置し、さらにこのサービスのために人数を割いたことで、現場を担当する部署は最低限の人数で対応しなければならなくなったのだ。
ということは、当初から心配された合併の弊害である、サービスが遅く・遠くなったのである。
人が少ない、だから要望や苦情があってもすぐに現場に行くことが出来ない。この繰り返しと、このような状況が続くことでの職員の疲れが日常業務にまで影響してくるのは必至である。
ところが、自治体の執行部は表向きの言葉や行動などを見るだけで、肝心な所を見ない・気にしないからどうしようもない。
派手な、票を得るための公約に基づく市の運営より、地道な運営を続けていくことをして欲しい、そうしないとこの「まち」の根本が揺らぎ、いつかは崩壊することにもなりかねないからなのだ。
もう、既にそれに片足を入れているのだ。
いったい、どこを向いて仕事をしているのか?

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