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両サイドで使えるアタッカー(梅崎司)

2012-02-23 18:50:38 | 浦和レッズ
ミシャが広島時代の3バックを続けることは、槙野獲得を所望した時点である程度予想はできました。ただ、3バックのアウトサイドに誰を置くかは予想ができませんでした。広島時代は3バックのアウトサイドを本職とする服部公太を左サイドに置き、3バックの文化を知る最後の選手と思っていました。

そのため、浦和の監督になったら左サイドで苦労するだろうと思っていました。個人的には最有力候補と思っていた宇賀神は堀監督にDFではないという評価を受けて、攻撃的MFの交代要員という扱いを受けていました。

しかし、一歩間違えればウィークポイントになりそうなこの位置に、本来攻撃的MFの梅崎を持ってきたのは正直驚きました。大分時代に少し経験があるらしいですが、大分でも浦和戦で梅崎に注目して見たときはトップ下の位置からの鋭い飛び出しが目立ちましたが、後ろの選手には全く思えませんでした。

味方になって梅崎をじっくり見られるようになると、従来のトップ下のイメージとは全然違う選手だとわかりました。トップ下イコールポンテのイメージがあった浦和サポは梅崎にキープを期待していたかもしれませんが、実際の梅崎は右足でも左足でもクロスを上げられて、左右どちらのサイドも突破できるサイドアタッカーです。

あの2008年の補強はおかしいと今でも思っていますが、梅崎もポンテが重傷を負って不在の間、そのままポンテのポジションに入れると思っていたのは補強のミスです。梅崎がサイドアタックを掛けているタイミングでボールを奪えばボランチにプレッシャーが掛からないということに気付いていなかったのはいただけません。

梅崎は故障の多い選手で、シーズンのスタートをベストコンディションで迎えられたことはめったにありません。しかし、体の切れはチームトップではという高い身体能力は、ミシャの心を動かしたようです。守備は槙野に任せて、左サイドは思い切って攻めようと考えを修正したかもしれません。

それでも、梅崎もアウトサイドなら全然守備をしない訳にはいかないことはわかっているでしょう。前に走るのは速くても後ろに走るのは苦手という選手もいますが、梅崎がどこまで後ろに走ってくれるかは、ひょっとしたら浦和の浮沈を左右するかもしれません。

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