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稀勢の里、初優勝

2017-01-21 22:17:08 | 他スポーツ
今日の大相撲初場所、1敗の大関稀勢の里が逸ノ城を破り、2敗で追っていた横綱白鵬が貴ノ岩に敗れたので、稀勢の里の初優勝が決まりました。今回は稀勢の里の記憶を紐解きます。稀勢の里は、十両まで本名の萩原で取っていた力士で、17歳で幕下上位、18歳で十両と、貴乃花以来のスピード出世で上がってきた力士です。

当時、同時に幕下上位にいた琴欧洲とはライバル関係で、将来的には同じように幕下上位までスピード出世した曙と貴乃花のように、一時代を築いてほしいという期待もありました。そこまでは行かなかったですが、それでも二人とも大関ですから、ある程度は期待に応えたのではと思います。

稀勢の里は、今は亡き元横綱隆の里の先代鳴門親方が育てた唯一の大関です。隆の里は現役時代無理に体重を増やそうとしたのがたたり、力士としては大きなハンディキャップになる糖尿病で苦しみました。それは弟子の指導にも現れており、無理に体重を増やさない方針で若の里、隆乃若、稀勢の里らを育てました。

当時の鳴門部屋の稽古の量は角界で随一と言われ、八百長問題で角界が揺れた2010年当時、「鳴門部屋だけは大丈夫だろう」と太鼓判を押されたほどでした。そんな部屋から育った稀勢の里は、若い頃は闘争本能で相撲を取る力士でした。そのため、インタビューで取組内容を聞かれても覚えていないことが多く、それが上位に勝てても下位に安定して勝てない理由でした。

もともと、体の大きさは十分な稀勢の里なので、それに加えて落ち着いて相撲を取れるようになれば開花すると言われていました。それが大関昇進につながりましたが、大関に上がってからは「大事な相撲で勝てない」勝負弱さが彼の成長を止めていました。最大のチャンスだった、2011年は勝てば平幕相手の決定戦という圧倒的に有利な状況にいながら、把瑠都に敗れてチャンスを逃すという痛恨の結末に終わっています。

今場所は常にリードする展開で、しかも本命白鵬が本調子ではなかったことも幸いしました。明日、その白鵬と結びの一番で対戦します。これを勝って、優勝に花を添える活躍を期待したいと思います。






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