大相撲名古屋場所は写真の平幕、琴勝峰の優勝に終わりました。相撲の名門校、埼玉栄高校の出身で、当時は現大関の琴桜より将来性では上と言われていた才能でした。負傷がちだったのがたたり、幕内下位と十両を行き来することも多かったですが、今場所は技をかけるタイミングが良かったこともあり、横綱大の里から金星も得る活躍でした。来場所は前頭上位に上がります。ここで勝ち越すようなら、自身まだ経験のない三役も狙えるでしょう。
かつては「荒れる春場所」とよく言われましたが、最近では名古屋場所がよく荒れる展開になります。猛暑の中の本場所ということで力士の調整が難しいことから、意外な力士の優勝がよく見られます。今回も、大本命の横綱大の里が平幕相手に何番も星を落とし、14日目の段階で平幕優勝になることが決まる展開でした。
もっとも、今場所はもう一人の横綱豊昇龍が足の指の骨折で4日目で早くも休場に追い込まれ、大の里には新横綱でありながら一人横綱という重圧もありました。終わってみると11勝4敗とまとめましたが、大の里が横綱として強さを見せるのはこれからになります。既に大関以下で何度も優勝している実力者なので、それは可能だと信じています。
大関琴桜は8勝7敗と振るいませんでした。何とかギリギリのところで勝ち越してはいますが、強いと感じさせる勝ち方ではないです。今場所は安青錦(あおにしき)、草野ら若手が一気に伸びてきており、このままでは世代交代の波にのまれてしまいます。まだ老け込む年ではないので、もう一度優勝を狙うつもりで取って欲しいです。
また、40歳の大ベテラン玉鷲の活躍も光りました。横綱大の里を破る史上最年長の金星記録を達成し、来場所は最年長の三役昇進の可能性もあります。本人は「引いてはたいての記録では意味がなく、前に出るのが玉鷲という相撲を見せたい」とまだまだ成長意欲があり、相撲を楽しむ境地に達していることもあって、これからどこまでやってくれるか楽しみでもあります。
下位では新入幕、若碇改め藤ノ川の活躍もありました。伊勢ノ海部屋に伝わる伝統の四股名を、この20歳の新入幕がつけるのはプレッシャーもあったかと思いますが、見事10勝5敗の好成績で「四股名が人を作る」活躍でした。4代目藤ノ川は関脇まで出世し、上位キラーで活躍したので、それに追いつけるよう活躍を期待したいです。
かつては「荒れる春場所」とよく言われましたが、最近では名古屋場所がよく荒れる展開になります。猛暑の中の本場所ということで力士の調整が難しいことから、意外な力士の優勝がよく見られます。今回も、大本命の横綱大の里が平幕相手に何番も星を落とし、14日目の段階で平幕優勝になることが決まる展開でした。
もっとも、今場所はもう一人の横綱豊昇龍が足の指の骨折で4日目で早くも休場に追い込まれ、大の里には新横綱でありながら一人横綱という重圧もありました。終わってみると11勝4敗とまとめましたが、大の里が横綱として強さを見せるのはこれからになります。既に大関以下で何度も優勝している実力者なので、それは可能だと信じています。
大関琴桜は8勝7敗と振るいませんでした。何とかギリギリのところで勝ち越してはいますが、強いと感じさせる勝ち方ではないです。今場所は安青錦(あおにしき)、草野ら若手が一気に伸びてきており、このままでは世代交代の波にのまれてしまいます。まだ老け込む年ではないので、もう一度優勝を狙うつもりで取って欲しいです。
また、40歳の大ベテラン玉鷲の活躍も光りました。横綱大の里を破る史上最年長の金星記録を達成し、来場所は最年長の三役昇進の可能性もあります。本人は「引いてはたいての記録では意味がなく、前に出るのが玉鷲という相撲を見せたい」とまだまだ成長意欲があり、相撲を楽しむ境地に達していることもあって、これからどこまでやってくれるか楽しみでもあります。
下位では新入幕、若碇改め藤ノ川の活躍もありました。伊勢ノ海部屋に伝わる伝統の四股名を、この20歳の新入幕がつけるのはプレッシャーもあったかと思いますが、見事10勝5敗の好成績で「四股名が人を作る」活躍でした。4代目藤ノ川は関脇まで出世し、上位キラーで活躍したので、それに追いつけるよう活躍を期待したいです。