Kobby loves 埼玉&レッズ

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神が宿った日(2001年貴乃花対武蔵丸)

2018-09-20 22:11:08 | 他スポーツ
今日はネタがないので、こういうときは昔の力士から引っ張ってきます。秋場所の土俵下にいた、貴乃花親方の写真が撮れたので、それに関連して2001年夏場所の千秋楽、貴乃花対武蔵丸を取り上げます。

当時、貴乃花は14日目の時点で星一つリードしていました。しかし、その時点で膝の半月板損傷の重傷を負っており、出場は絶望視されていました。父で師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)も休場を勧めましたが、本人が「これで出なければ髷をつけている意味がない」と休場勧告を振り切って千秋楽の土俵に上がります。

1差で追う、横綱武蔵丸とは千秋楽の本割で直接対決が組まれていました。もちろん、これで勝てば貴乃花の優勝ですが、この本割は武蔵丸が一方的に貴乃花を寄り切りで破ります。まだ決定戦が残っているとは言っても、貴乃花はおそらく相撲が取れる状態ではないと思うのが自然です。

しかし、その優勝決定戦で、史上最大のドラマが待っていました。貴乃花が勝つとすれば、立ち合いで組んで上手を引いて投げるしかないと予想できました。当時は四つ相撲も取れるようになっていた武蔵丸なので、組むまでは行きそうと思えます。その通り、四つになった相撲で、貴乃花の渾身の上手投げが土俵中央で決まり、貴乃花の奇跡的な優勝で幕を閉じることになります。

この投げが決まった時に、貴乃花が見せた「鬼の形相」は今でも忘れられません。どちらかと言えば紳士的な相撲を取るタイプの貴乃花が、こんなに感情をむき出しにして相撲を取るのは驚きで、まさに神が宿ったような瞬間でした。

当時、内閣総理大臣杯を渡すために国技館に来ていた、当時の小泉総理が「痛みに耐えてよく頑張った。感動した。」と表彰式で貴乃花を称えるなど、日本中に感動を呼びましたが、この強行出場の代償は大きく、痛めていた半月板が膝をいろんな部分に割れて入り込むという重傷となり、復帰には1年以上の時間を要することになりました。

それでも、未だに貴乃花に対して尊敬する気持ちが残るのはこの相撲が大きいです。相撲は神事と言われますが、本当に神が宿ることもあると、これで感じた一番でした。
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西武ライオンズ、優勝マジック11点灯

2018-09-17 20:04:35 | 他スポーツ
パリーグの天王山になった、西武ドームでのソフトバンク3連戦は、西武の3連勝に終わりました。ヤフオクドームで3連敗した悔しさを晴らしたいと選手たちはまとまっていたようで、売り物の打線が早い回に点を取って先発投手を楽にする戦いが、この3連戦ではできていました。その中では、今日の試合で先制の満塁ホームランを放ったベテラン、栗山巧選手を取り上げます。

栗山は兵庫県の出身で、2002年のドラフト4巡目で育英高校から西武に入団してきました。彼の売り物は1,2番も打てれば下位に置いても勝負強い打撃を見せてくれることです。プロで最初に頭角を現したときは、1番片岡の進塁を助ける2番での役割が多かった印象です。左打者の栗山ですが、左投手が来ても代打を出されない信頼感は早いうちから確保していました。

毎年、レフトの定位置は彼のものだった時期は長く、守備範囲という意味では今一つですが、その分打ってくれれば良いという起用をされていました。そのため、試合終盤には代走や守備固めを出されることの多い選手です。そんな選手が、1500本安打をマークするほど長い間信頼感を確保してきた理由に、進塁打が打てることがあったと思います。

2番で起用されてもそれほどバントのサインは出されず、1,2塁間へゴロを転がして進塁打を打つことで役目を果たしており、下位に置けばその安打を打てる技術で打点も稼げる選手です。記憶にある限りでは、4番以外すべての打順を打った経験があるように思います。また、FAで選手が流出しがちな西武で、いち早く「生涯ライオンズ」を宣言してくれた貴重な存在です。

しかし、昨年あたりからレフトのポジションを金子侑司に脅かされるようになり、不動のレギュラーという扱いではなくなってきました。それでも、代打に置いても結果を出せるので、DHや代打の出番が多くなってきています。2008年以来の優勝を狙う西武において、前回の優勝を知る数少ない選手として、心構えなどを若い選手たちに伝えていって欲しいです。

今の西武の若手である、山川穂高や外崎修汰、森友哉といった選手たちが、日本シリーズという舞台を経験すればきっともっと伸びていくと思います。そのために、栗山のようなベテランには、是非ともチームを盛り上げていって欲しいです。
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大相撲秋場所7日目

2018-09-16 22:20:30 | 他スポーツ
写真の整理に手間取って、更新が遅くなりましたが、昨日は両国国技館まで大相撲秋場所7日目を見に行ってきました。大相撲は仕切りを何回も繰り返す競技なので、シャッターチャンスはたくさんあります。2階席という遠い場所からの写真なので、何度も失敗しますが、その中である程度うまく行ったものを載せます。

ベストバウトは御嶽海対貴景勝でしょう。挑戦者の立場の小結貴景勝は、立ち合いから思い切って突いて出て、御嶽海の顔面に何発も張り手を見舞います。それでも御嶽海の体は簡単には崩れなかったですが、勝負とみた貴景勝が正面土俵に押したものの、土俵際で御嶽海の突き落としが決まって御嶽海の逆転勝ちに終わります。貴景勝が、相撲に許されるルールの範囲で可能な限り見せた闘志は印象的でした。

稀勢の里対千代の国もいい勝負でした。千代の国は本来押し相撲ですが、まわしを引いて粘り、稀勢の里に十分の上手を許さない展開に持ち込みます。稀勢の里は苦しみながらも前に圧力をかけ、千代の国が逆転の投げを放ったものの、千代の国の足が先に出ており稀勢の里の勝利に終わります。稀勢の里、なかなか会心の相撲は取れませんが、ここまで6勝1敗と何とか持ちこたえています。

白鵬は遠藤の「腰砕け」で勝利し、鶴竜も正代を西土俵にあっさり寄り切り、上位陣で黒星の力士はいませんでした。今場所は上位陣が好調なので、前頭上位はことごとく負けが込んでおり、三賞の対象者が今の時点では思いつかないほどです。下位で大勝ちをした力士が敢闘賞を受賞するのが手いっぱいのように思えます。

下位では、幕下の土俵での極芯道対蒼国来に注目しました。両者とも3戦全勝同士の取り組みで、特に7枚目の蒼国来は一場所での十両復帰には全勝が求められます。組み合っての相撲になりましたが、休場明けの蒼国来のスタミナが先に切れ、先場所惜しいところで十両を逃した極芯道がリベンジの機会を狙うことになりました。

十両ではベテランの常幸龍に注目しました。膝の手術で三段目まで落ちて、2年以上幕下以下を低迷しましたが、この日は相手翔猿の横からうまく攻めて、寄り切って4勝3敗としました。十両残留に必要な8勝、是非とも果たして欲しいものです。






















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辻監督の現役時代

2018-09-12 22:05:35 | 他スポーツ
今日はサッカーネタもなく、西武ライオンズも敗戦で選手を取り上げるネタもないので、穴埋めネタで西武監督、辻発彦さんの現役時代の記憶を書きます。辻といえば、1984年に社会人野球の日本通運から25歳という年齢で西武入りし、新人の年から背番号5をつける期待を受けていました。

日本通運では4番打者だった辻ですが、プロ入りしたときに「自分のバッティングは(このままでは)プロに通用しない」と判断し、バットを短く持って安打狙いのスイングに改造したことを思い出します。これが当たりました。入団の年に、ベテランになっていた山崎の後継者が必要だったというタイミングの良さもあって、2年目からレギュラーに定着すると、3割近いアベレージを残せるようになります。

1986年から指揮を執った森監督は、辻を9番に置いて、1番石毛とのコンビで点を取ることを狙ってきました。それまでのパリーグでは9番打者は打てない打者が定番でしたが、辻が塁に出れば石毛が送りバントを見せることもあり、それからのパリーグの野球に一つの革命を起こした戦略でした。この打順で、西武は1986年から3年連続で日本一に輝くことになります。

また、今でも伝説に残っている、辻が単打で1塁からホームインしたのもこの頃です。1987年の日本シリーズで、巨人の中堅手クロマティの返球が緩いという弱点を見事に狙った走塁でした。三塁コーチャーだった伊原春樹氏の手腕を語る材料になっていますが、プロで200盗塁以上を記録した辻の足があったからこそできた手です。

1989年に惜しくも優勝を逃した後、チーム改造を進めた森監督は、辻を1番に置き、2番に中日からトレードで獲得した平野を置いて新たなコンビを作ります。この頃の西武は、秋山、清原、デストラーデのクリーンアップが目立ちましたが、辻と平野の1,2番の出塁率が高かった故です。その後、森監督の退任後もプレーしましたが、2億円という高額年俸がネックになってヤクルトにトレードになり、そのヤクルトで現役生活を終えます。

引退後も、当時の黄金時代の西武の選手たちは大抵どこかで監督やコーチになっています。勝つことはそういう意味でも効いてくる例でしょう。監督としても源田を育成するなどの手腕を発揮しており、今季は是非とも優勝を果たして欲しいものです。
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西武ドームの女神たち

2018-09-10 22:27:05 | 他スポーツ
野球といえば、身体能力をぶつけ合う男の戦いですが、昔とは違って「女神様」も多く試合に参加しています。チアガールの「ブルーレジェンズ」、ラグビーW杯の広報に来た「ドーキンズ英里奈さん」と、始球式に来た乃木坂46の新内真衣さんなど、西武ドームで見かけた女神様の写真を載せます。代表のチリ戦の中止でネタがなく、マニアックネタを楽しみにしている方にはごめんなさい。


















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西武対ロッテ、マニアック分析

2018-09-09 21:35:23 | 他スポーツ
西武は同点のスコアを見て、勝ちパターンの継投を見せ、6回からマーティンを出してきます。マーティンは202cmというアメリカのテキサス州出身の剛腕で、シーズン途中加入です。西武の中継ぎ投手がなかなか安定しなかったための獲得とも言えますが、彼の安定して150km/hを超すストレートはメジャーのロースターを外れたとはいえさすがです。

それでも、コントロールのいい150km/h投手はメジャーに残るので、日本に来るというのはそれなりの理由があります。マーティンの場合は制球難で崩れる試合があります。先頭打者の井上に二塁打を打たれると、続く鈴木に四球を与え、代打三木に送りバントを決められます。これでは、失点を防ぐのはかなり厳しい状況で、続く藤岡にライトへ犠飛を打たれて10-9と勝ち越し点を与えます。

この失点が効いて、負け投手はマーティンということになりましたが、それでも相手走者鈴木が三塁を飛び出して挟殺プレーでアウトになり、何とか1回1失点と中継ぎ投手としてはギリギリの信頼度の投球です。もちろん、早い回から継投に入らざるを得なくなった、先発十亀の乱調が招いた負けということになります。

それでも、西武打線の破壊力なら1点差ならわかりません。私の隣の席の男性が巨体で、圧迫感を感じて苦しかったですが、それでも勝てそうなら最後まで見るつもりでした。そんな私が、この試合を途中で帰ることになったのは、8回の3失点が原因です。平井は7回を抑えて、8回にもイニングまたぎで起用しましたが、ヒット二本を浴びて野田と交代することになります。

それから野田がつかまって、3失点となってしまうと、4点差はさすがの西武打線でも苦しいだろうと判断しました。それでも、写真を撮るという意味では過去最高にうまく行った日になりました。こうやって、一日野球のことだけを考える時間も、きっと大切だろうと思います。



























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西武対ロッテ21回戦

2018-09-09 19:55:57 | 他スポーツ
昨日は西武ドームまで、西武対ロッテを見に行ってきました。西武先発は十亀でした。今季は5勝8敗と負けが先行し、彼にとっては良くないシーズンですが、昨日の投球内容は最悪でした。もともと、十亀という投手は多少コントロールがばらついても球の勢いで抑えるという投手です。ストレートの球速は普段は安定して147km以上をマークしますが、昨日の球速は142km前後と、今の打者にとっては打ちごろの球になってしまいました。

しかも勝負球が甘く入って安打を浴びる最悪の投球でした。十亀の出来を見るときはカーブの制球は比較的良いので、ストレートでストライクが取れるかどうかがバロメーターですが、その情報があてにならないほど、ストレートを狙い打たれてしまいました。初回に5失点、2回に1,2塁で最も打たれてはいけない本塁打を井上に打たれて0-8となった時点で、この試合は終わったように感じたほどです。

しかし、西武打線の力は相当です。相手先発、ハーラートップのボルシンガーが、意外にも制球難で自滅するという大きなチャンスが来ました。先頭の山川が二塁打で出ると、栗山四球のチャンスに中村剛也にタイムリーが出て追い上げると、その後満塁と攻めて浅村に押し出し四球を与えて8-4となった時点で、ボルシンガーは交代しチェンが2番手で出てきます。

そのチェンも制球に苦しみました。4番山川に対し3-1のカウントで、待って押し出しを狙うかに思えたど真ん中のストレートを、思い切りよく振ってレフトスタンドに運んで試合は8-8の同点になります。これで、西武としては2番手の伊藤翔の出来次第では、勝てる可能性も出てくる試合になりました。

伊藤翔は初めて見る投手なので注目しました。ストレートは最速146kmが出ますが、明らかにボールになるような球も結構ある、まだ不安定なところもあります。それでも、投球のテンポが良いので、捕手の森としては思い切って強気で投げ込んで来いというリードができる投手です。この伊藤翔が3回、4回をゼロで切り抜け、4回裏に中村剛也のタイムリーで西武に1点が入り、9-8となったときは勝てる可能性すら感じました。

しかし、やはり先発投手が2回で降りるというのは中継ぎに負担がかかる結果となります。伊藤翔も、まだまだロングリリーフとなると不安もあるようで、5回につかまって走者二人を残して小川のリリーフを仰ぐことになります。小川が同点打を打たれて、伊藤翔の3勝目は実現しないことになりました。

続きは書く元気があれば、マニアック分析で補足します。






















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変化球が打てる(エルネスト・メヒア)

2018-09-07 22:00:28 | 他スポーツ
金曜日の夜は野球が定番です。ちょうど、西武ライオンズのエース、菊池雄星が投げる試合が多いというのが理由ですが、この日の菊池は7回4失点と本来の出来ではなかった印象です。それでも勝てるのは西武打線の力のなせる業で、6回に代打メヒアの2点タイムリーで追いつき、7回に浅村がタイムリー、8回に一挙5点を挙げて最後は楽勝ムードすら漂う試合になりました。

今日は代打でタイムリーのベネズエラ人、エルネスト・メヒアを取り上げます。メヒアはアメリカではメジャー経験はなく、3Aが最高という一塁手ですが、そんな選手が日本に来るきっかけになったのは元西武のヘッドハンター、オーティズ氏の推薦でした。もともとDHになるために日本に来たのは間違いなく、シーズン途中の来日ながら当時空席だったDHのポジションに入り、34本塁打を放ち途中加入の選手では史上初の本塁打王になります。

メヒアの打撃を見ていると、西武が獲得を決めた理由も想像できます。それは変化球が打てるからです。相手投手が投げ損じた、高めに抜けるスライダーやフォークが彼にとって絶好のカモで、そういうボールを捕らえて力で詰まった当たりをレフトスタンドに持っていくスタイルで本塁打を打ってきました。事実、体重110kgの大男の彼にとって、西武ドームの外野は近く感じることでしょう。

その後は安定して30本塁打を打てる実力を発揮していましたが、昨年台頭してきた山川穂高の存在が彼にとっては脅威となりました。昨年後半から山川に一塁手のポジションを奪われ、DHでの出場も森友哉の存在で厳しいなど、かつての本塁打王にとっては悔しい代打要員になってしまいます。3年契約15億円とも言われる巨額契約ながら、ベンチを暖める日々が続きます。

今季は9本塁打を打っていますが、打率は2割1分、打点はわずか18と過去最低の成績です。それでも、チームの和を乱すようなことはなく、悔しさを押し殺してベンチで出番を待っています。今日のヒットは、そんな姿勢が生んだタイムリーだったことでしょう。まずは代打一番手をキープして、DHで出られるチャンスに賭ける立場でしょうが、もう一花を期待しています。
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ラグビーチャンピオンシップNZ対豪州

2018-09-05 23:01:52 | 他スポーツ
J-SPORTSでテレビ放映されていた、ラグビーチャンピオンシップのNZ対豪州戦のビデオを見ていました。10月のブレディスロー杯前にチェックするという意味で見た映像ですが、もちろんサンウルブズとはレベルが違うのはすぐにわかります。本物を見ればまた違った印象を受けると思いますが、このテレビ観戦もいろんな刺激を受けました。

まずはNZのバックスのレベルです。走る方向と逆にパスを出すとチャンスになるのはどこもやっているようですが、NZの場合、浮き球のパスで相手守備の頭上を抜くことができます。しかも、抜くだけでなくて正確なので、そこからウイングに回してビッグゲインとなる場面も見られました。また、ラックにSHのアーロン・スミスが巻き込まれても、代役の選手が正確にボールを出せる強みもあります。

特に素晴らしいのは、NZのSO、ボーデン・バレット選手です。前回の試合ではその球回しの正確さに驚きましたが、プレースキックを蹴っても正確、ボールを持てば個人技を発揮してウイング並みにトライも狙える(この日は4トライ)という、まさにマルチロールのSOです。写真のチーフスSO、ダミアン・マッケンジーはNZではリザーブのSOですが、スーパーラグビーMVPのマッケンジーがFBに回るほど、バレットが世界一のSOというのもこの映像でわかります。

また、一つゲームを見る際に参考になるのは、NZのバックスが個人技で上回るトライシーンが多く見られた(40-12)この試合で、NZのバックス陣は豪州のプロップが守っているところを狙っていることです。スクラムで強さを発揮する力自慢のプロップは、どうしても動きという意味ではバックスにかなわないので、そこを世界一のバックスが狙えばひとたまりもないのがよくわかりました。

前回のホーム戦ではFWの頑張りで序盤は持ちこたえていた豪州でしたが、この試合では最初からNZのバックスに翻弄されてしまいました。実況でもNZの選手の名前ばかりが連呼され、豪州としては完敗になってしまったアウェイ戦でした。10月の日本では、豪州のいいところも見つけられるといいなと思って、筆を置くことにします。
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本塁打王6回(中村剛也)

2018-09-04 21:49:17 | 他スポーツ
今日は台風の影響で、仕事を早めに切り上げたので、自宅で野球を見ていました。首位西武は3位日本ハム相手に逆転勝ちを収めましたが、今の西武には4番山川以外にも長距離砲がいるのが強みです。今日は5番に入った、本塁打王6回の実績を誇るホームラン打者、中村剛也選手を取り上げます。

中村剛也は当時はまだ全国レベルの強豪ではなかった大阪桐蔭高校から、2001年のドラフト2位で西武に入団してきました。そのメタボ体形ながら意外にも守備や走塁がこなせるというのが話題になり、大きなブレイクとなったのは2005年の交流戦で、30本塁打を打っていたホセ・フェルナンデスを押しのけて三塁のレギュラーで起用され、交流戦だけで12本塁打を放つ活躍を見せました。

2008年に初めての本塁打王になると、その後もケガさえなければ本塁打王を争えるという安定した力を発揮し、長く西武の4番打者として君臨することになります。当時、インタビューで「ほかの選手に負けないものは?」と聞かれたところ、一旦は「体重」とジョークで切り返しましたが、その後「あまり力を使わないで本塁打を打てる能力」とそのノウハウの一端を明かしています。

事実、中村剛也の本塁打は力で持って行くというよりは技術で持って行くイメージです。会心の当たりに見えない飛球が、どんどん伸びていくというイメージが彼にピッタリです。その能力で、2009年にはシーズン48本塁打を記録したこともあります。

しかし、今季は彼にとって大きな試練になりました。昨年後半から台頭してきた山川穂高に4番打者の地位を奪われて、開幕は6番でスタートすると、その後も打率は1割台と上向かず、ついには二軍落ちも経験します。本塁打王6回の彼ですから、球団としてはあまりひどい扱いはできないでしょうが、このままでは現在2億8千万円の年俸の大幅ダウンは避けられないところでした。

そこからが彼の力です。7月、8月で一気に本塁打を量産して20本台に乗せ、三塁のポジションを奪回して下位にいる強打者として相手投手の脅威となります。本塁打を打つことに関しては最高のセンスを持っているので、それをこれからも発揮して欲しいと願っています。
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