アギーレ監督解任

いろいろオフネタは考えていましたが、サッカー系ブログとしては優先順位トップのニュースが入ったので、予定変更します。それは日本代表監督、アギーレ氏の解任です。理由については八百長事件の告発が受理されたので、裁判に呼び出されると代表の活動に支障が出るからと日本サッカー協会は言っています。

確かに、裁判は厄介で、裁判所が決めた日程に絶対に出廷しなければいけません。最悪、予選の試合と出廷が重なれば、アギーレ監督は裁判を優先しなければならず監督不在で予選を戦うので、それだけは避けたかったのでしょう。

また、アジアカップの敗退も少しは関係していると思います。負けた相手が予想外のUAEだったことや、準々決勝という早すぎた敗退など、アギーレ氏を擁護する要素がなくなってしまいました。

個人的には、アギーレが目指そうとしているサッカーは好きでした。DFラインの前にアンカーを置いて、そのアンカーに最終ラインを出たり入ったりさせることでDFラインの枚数をフレキシブルに変えるというコンセプトは面白く、そんなサッカーをアジアカップで韓国や豪州相手に機能する瞬間を見たいと思っていた願いがかなわなかったことは残念です。

4-3-3のシステムについては、Jリーグで採用しているチームがないことから、本当に日本人に合ったシステムかという議論はありました。確かに、アンカーを誰にするかは最後までアギーレも苦慮し、ベテランの長谷部を呼び戻す結果になりました。ただ、本田圭佑が同じシステムのミランで右FWに定着し、同じポジションが代表で見られることは重要と思っていました。

1次予選開始が６月、親善試合のチュニジア、ウズベキスタン戦が３月末という日程を考えると、今月中には後任を決める必要があると思います。元鹿島監督、オリベイラが有力との報道があります。今の時点で、代表監督経験者が空いている可能性は低いことから、Jリーグで実績のある指導者という可能性が高いと思っています。

個人的な悔いは、ついにアギーレの練習を一度も見なかったことです。代表戦に早く行けば、試合前のウォームアップの練習で監督の個性は出ます。アギーレが、どういうやり方でウォームアップをさせているか、一度は見たかっただけに残念です。