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普通の試合(2013年日本対豪州)

2018-01-22 21:40:29 | ワールドサッカー
オフネタ恒例、過去の代表戦の記憶からは、2013年ブラジルW杯最終予選の日本対豪州戦の思い出です。当時の日本代表はザッケローニ監督が率いていました。この予選はかなり楽に見ていられた予選で、2連勝以外に許されないと思っていた初戦のオマーン戦、2戦目のヨルダン戦を注文通りに連勝したことで波に乗れました。この豪州戦は最後から2番目の試合で、勝つか引き分けでW杯出場が決まる試合でした。

もっとも、この試合を控えて、豊田スタジアムでブルガリア代表との親善試合を組んでいましたが、結果はまさかの0-2敗戦で、雰囲気が良くないことは危惧しなければならない試合でした。この試合は、CSKAモスクワのロシアカップ決勝の都合で参加できなかった本田圭佑を欠いていました。

その本田圭佑にとって、ロシアカップ決勝から中3日の厳しい日程だった豪州戦でしたが、当時トップ下に入り攻撃の全権を任されていた本田圭佑にとって、自分が要求しないとボールが回らないという実感があったようです。強行日程のはずの本田圭佑が、運動量を多くして自らボールを引き出していました。

対戦相手の豪州は、この予選は低空飛行で、残り3試合で勝ち点7が突破の条件と厳しい位置でした。ベテラン中心の起用をしていたオジェック監督はこの日本戦で思い切って若手を起用してきました。その若手、左MFオアーがスピードある攻撃で豪州の攻めの起点になり、81分には個人技でDF3人を抜くゴールで豪州が先制点を得ます。

これに対し、本田圭佑にボールを集めた日本は、本田圭佑からの右クロスを豪州DFマッカイがハンドしてPKのチャンスを得ます。このPKを本田圭佑が自ら蹴り、ゴールの真ん中に蹴る大胆な弾道で豪州GKシュウォーツアーの守るゴールを破り、1-1の引き分けとなり日本はW杯出場権を獲得しました。

長いサッカー観戦歴を持つ私ですが、目の前でW杯出場が決まるという経験は初めてでした。翌日のニュースを見て、渋谷のスクランブル交差点が騒ぎになっていたのを知り、ようやく「自分はすごい試合を見たんだな」と実感が湧いてきましたが、スタンドにいた私にとっては普通の試合だった印象です。そんな「普通」の試合を積み重ねて決まるのがW杯と、今はW杯出場が当たり前のようになっている日本代表ですが、そこまでの積み重ねはいつも大切だと思っています。

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