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浦和の今季総括

2009-12-09 18:49:20 | 浦和レッズ
今季開幕前、浦和の注目点はフィンケ監督のサッカーがどんなものか、またそれはチームに馴染むかというものでした。結論から言えば、この2点だけに限ればうまくいったと思います。

サイドに多くの人数を寄せて数的優位を作って打開する浦和のサッカーは、カウンターに対する弱さこそありましたが、思ったよりは早く機能させられたと思います。しかし、面白いサッカーはしても、今季の浦和が無冠だったのは事実です。

その原因となったのは、やはり夏場の7連敗です。もし、この7連敗が3勝4敗だったら、最終戦の鹿島戦を勝てば逆転優勝の可能性が残っていたほどで、この7連敗については詳細に検証されなければなりません。

私の独断でシビアに見ると、この7連敗は選手層の薄さが原因のように思えます。今季開幕前に、永井と相馬が抜けていながら、代わりの選手を取ろうとしなかったのは疑問の残る決断でした。

確かに、この決断によって、原口、山田直輝の新人二人が主力選手に成長しました。未来を考えたら意義のあることです。しかし、少なくとも山田直輝に関しては体力的にフルシーズンを戦えると読んだのはフィンケ監督のミスです。

選手層が薄かったことで、山田直輝の負傷でサイドハーフの運動量が足りなくなったことも失速の理由です。また、CBができる選手も足りませんでした。闘莉王の負傷中は阿部勇樹のコンバートで対応することが多かったですが、少なくとも阿部勇樹のCBに関しては今季は良い印象がありません。

また、3バックの文化で育った選手たちが、どうやって4バックで相手のカウンターを防ぐかの経験値も足りなかった印象があります。カウンターに対応できなかったことも、7連敗の大きな理由だと思います。

フィンケ監督が、来年どういう方向に進むかはわかりませんが、今季の戦い方をベースとするなら、4バックに慣れたCBと、運動量の多いサイドハーフが必要に思います。急造の細貝がやっていた左SBも補強ポイントでしょう。

一サポーターである私は見守ることしかできませんが、きっと補強に関しても戦略を立ててくれると思っています。

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