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高梨沙羅、W杯総合優勝

2013-02-19 18:32:47 | 他スポーツ
昨日はジャンプ女子の高梨沙羅選手がW杯で年間7勝目を挙げ、日本史上最年少(16歳)の総合優勝を決めました。ウィンタースポーツでこれだけ世界を相手に何度も勝てるのは、複合の荻原健司以来久しぶりに見ます。

ウィンタースポーツは欧州で盛んなので、W杯の開催地は欧州が多いです。欧州の選手は普段は地元で生活して試合の日だけ飛行機で移動することも可能ですが、日本勢にとっては多くの時間を欧州に張り付いていなければW杯の全試合に参戦できないので、不利な強化条件を背負っています。

今回の高梨の総合優勝はその不利な条件を跳ね返したもので、大きな価値があります。スポーツニュースでしか高梨のジャンプを見たことはありませんが、優勝する際の飛距離はK点を優に越えています。

ジャンプという競技は助走距離を上げ下げすることで飛距離を調整できるので、多分男子選手より筋力の劣る女子選手がほぼ同じ距離を飛ぶのは条件を変えているとは思いますが、外国の女子選手は高梨より遥かに大柄な選手が多いので、それに混じっての総合優勝は素晴らしいです。

高梨は昨年行われたユース五輪金メダルの実績もありますが、大人に混じって結果を出せることは今回初めて証明しました。一躍ソチ五輪の金メダル候補として注目を集める立場になりますが、まだ16歳という若さで注目されるのはプレッシャーになると思うので、できればそっとしておいて欲しいと思います。

今は五輪競技では多くの種目で女子の部がありますが、ジャンプは今度のソチ五輪が初めての女子部門です。そういうタイミングで出てきた高梨は幸運だと思います。ちょっと前までは女子マラソンや女子柔道もない時代もあっただけに、女子柔道ができた時代の流れにうまく乗った谷亮子元選手のように、高梨もこのチャンスは生かして欲しいと思います。

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